なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

スイス国立博物館(チューリッヒ)

チューリッヒは美術館・博物館の宝庫

見に行きたい場所がいっぱい!美術館・博物館だけでも多いのにギャラリースペースやアートスペースも合わせるときっととんでもない数になりますね。メジャーな観光地を中心に少しずつ紹介したいと思います。

 

まずは国立博物館

 

スイス国立博物館 Landesmuseum

www.landesmuseum.ch

駅降りてすぐ、裏側と言っていいのだと思いますが、景色的には表なんじゃと思うぐらい、立派な建物です。もはや城です。塔の両脇の蔓性の植物は藤だと思います。

4月に来ていたらとんでもない藤の花の柱が見れたはず。5月はバラですね。バラ園行きたいです。

 

国立博物館の中庭。とにかく建物が立派で唖然とします。

 

軒下の装飾は、エーデルワイスや、山羊、熊、大きい角を持つアイベックスなど、スイスゆかりの動植物が描かれています。

 

 

塔の下に置かれたアンティークな馬車

新館はコンクリの打ちっぱなし。意外に色味は馴染んでますね。

モダンな新館

新館の中の階段

チケット売り場で地下のロッカーに荷物を入れるよう言われました。かなりの数のロッカーが並んでいて、多分観光客や課外授業などでかなりの人数来ることを想定しているのだと思います。

ロッカーは、日本と同じようにコインを入れて鍵を閉めるタイプでしたが、専用コインを貸してくれました。かわいい。こんな記念に持って帰りたくなるようなデザインで大丈夫か?スイスだから大丈夫なのかな?信頼で成り立っている国です。

ロッカーのコイン

展示物はスイスの成り立ちから現代の企画展まで盛り沢山。

小学生ぐらいの課外授業や中学生ぐらいの子たちもいました。

 

綺麗な監視員のお姉さん?

 

きゃあ!リアルなお人形!


横に槍が立てかけてありますね。現代版Helvetia(ヘルベチア)というわけです。

Helvetiaはラテン語でいうスイス地方のこと。国の象徴としてこの女神が描かれることがあるらしい。コインの絵柄にもなっています。

Helvetiaと言えばですが、Helveticaというフォントがあるのを知っている方もいると思います。このフォントはスイス生まれなのだそうです。

 

このエリアでは、デジタルアニメーションなどで、EUのことや、女性参政権導入がスイスはとても遅かったことなどが子どもでもわかりやすく理解できるよう工夫されていました。

 

スイスの歴史だけでなく、「森」をテーマにした企画展、現代のプレス写真アワード、など盛り沢山の博物館です。

「森」をテーマにした「Im Wald」展

 

部屋ごと丸々展示。それは壁なの?箪笥なの?

寄せ木づくりと彫りでとんでもないことになってます。

 

これがスイスの典型的なベッドルームだと!?可愛すぎる。一泊したい。

 

エーデルワイス自体は見たことないけど、エーデルワイスの図案はあちこちにあります。特に観光を意識したプロダクトにはマストデザイン。

 

 

時計や香水瓶になっている指輪!

 

ハイジはスイス人にもよく知られたアニメ。あまりにもスイスで、スイス人が作ったアニメだと思っている人が多い。

 

スイスプレスアワード2022の展示では報道写真系の写真と解説文があり、スイスの色んな側面が見れて大変勉強になりました。

 

採石場拡大に全裸で抗議する自然保護団体

プーチンとバイデンの間に立つスイス首相

・女性の投票

同性結婚

などなど、興味深い内容のものがたくさん。

 

その中で特に驚いたのが、アッペンチェルの子どもがお祭りの日には喫煙が認められているというものです。博物館で展示されていた写真は2021年撮影とのことでした。報道写真エリアは著作権がありそうなので写真はありませんが、お祭りと喫煙について、詳しいことがこちらの記事にもあったので、是非読んでみてください。

https://www.swissinfo.ch/jpn/カルチャーショック_スイスの祭り-牛追い-で6歳児が喫煙/41721336

 

アッペンチェルは特に女性参政権が遅れた超保守的な村。

 

記事では「子どもたち」としか書いていないのでエビデンスはないのですが、喫煙しているのは男の子だけのようです。

 

スイス国立博物館感想

スイスのことを知りたかったらまずここ!と言っていい素晴らしい博物館でした。

しかし、博物館のフロアマップが異常にわかりにくい。そのせいか、見落としエリアがあったっぽいです。後で気付きました。むむ。事前におすすめの順路を聞いておくといいと思います。迷っても監視スタッフの人たちも聞けば大丈夫。私が行った日はめちゃくちゃ暇そうなエリアが多くて、こっそり本を持ち込んでいる人もいるくらい、スタッフさんも辛そうでした。「この上もまだ展示ある?」とか聞くとすごく嬉しそうに説明してくれました。

 

ミュージアムショップがとても充実していて、スイスらしいデザインのものもたくさんありました。日本でも人気のFREITAGのカバンやお財布なども大きいものも置いていてすごくかっこよかったです。4万円くらいしていてびっくりしましたが、日本で買うよりはずっと安いのでしょうか?

チューリッヒの駅から近いので、ちょっとお洒落なお土産探すのにもいいですね!