ガレット・デ・ロワ、知ってますか?
最近お正月ごろにケーキ屋さんやパン屋さんで見かけるパイケーキ。アーモンドクリームのフィリングが入っています。
主にフランスで、公現祭の1月6日前後に食べられている、お正月の風物詩です。
季節ものですが、私は「シンプルに味が好き」
初めて食べたのは20年前ですが、あまりにも好みの味すぎて、また食べたいと願い続けていました。
いつの間にか、日本でも多くの店舗で扱うようになり、簡単に手に入るようになって嬉しいです。今年はベーカリーカフェ「PAUL」で一切れ食べました。(グルメ写真なし)
しかし、ガレット・デ・ロワの本領が発揮されるのは、そんなカフェで食べる一切れではありません。ホールです。ホールで食べなきゃ!
そして、このケーキは、家族で食べるものなのです。
そんな訳で、祖父母宅にお正月の挨拶がてら、ガレット・デ・ロワで新年の運試し。
買ったのは小さめサイズのこちら。
飴色に輝いています。
素朴で美しい。
模様の付け方も色々あって、この中心から渦を巻くような模様のタイプは「太陽」を表しているのだとか。
他にも、月桂樹や麦の穂を表す模様など多種あるそうです。
自然の恵みに感謝する人々の心が表れているような気がします。
通常ガレット・デ・ロワは紙の王冠がセットで付いてきます。
実は、このお菓子の中にはフェーブと呼ばれる小さな陶製の人形が入っていて、家族で切り分けて人形の入っているカットに当たった人が、一日王様もしくは女王様としてお祝いしてもらえる、と言う、ちょっとした運試しゲームになっています。
私、祖母、祖父で3等分。確率は高い!!
ここで補足ですが、私、あんまりくじ運がよろしくないのでございます。
この話は何回してもいいですが、お年玉付き年賀ハガキが当たりません。
今年こそ当たると信じていますが。
さて、今回はどうか…いただきます!!
「あら〜!なる子ちゃん、これかしら!?」
と、声をあげたのはおばあちゃんでした。
出ました。フェーブが!
『ひよこちゃんととうもろこし』と書かれた可愛い人形。
いいなあ!いいなあ!
おめでとう、おばあちゃん!
今日は1日女王様ね!
王冠を被ってご機嫌のおばあちゃん。
なる子は…
ああ、あの20年前、初めてガレット・デ・ロワを食べた時も当たらなかった。
このくじ運のなさ。
今後も当たる気がしない。
でも、欲しい。
ガレット・デ・ロワで必ずフェーブをゲットする方法
もうね、こうなったら考え方はビックリマンチョコと一緒ですよ。
もう少し遡れば、仮面ライダーチップスですよ。
そうです。
ホールで買って、ひとりで食べれば良いのです!!
そもそも、ホールで食べたいくらい大好きなお菓子なのだから、ひとりで食べてもいいのよ。家族で食べるものだって言ったって、私、おひとりさまだしね!
と言う訳で、絶対に当たる、ガレット・デ・ロワ。
念願のフェーブをゲットしました!
フランス語で「恋するひよこちゃん」
と書かれています。
いや〜ん。
そのタイトル、寂しさが増すわ(笑)