清里・別荘のある暮らし(友人の)
今週のお題「理想の老後」
老後、田舎でパンでも焼きながらのんびり暮らしたい、という夢を抱く人は少なくないはず。そうでなくても、平日は都会で働いて、週末は別荘で…なんて憧れの生活じゃないですか?
友人家族が「別荘行かない?」と誘ってくれました。
「別荘」
なんちゅうパワーワード。お金持ちの象徴。
別荘避暑地として有名な清里方面に親戚が所有するカナダ産ログハウスがあるのだとか。売りに出しているので遊びに行けるのも最後のチャンスかもしれない、と言うので行ってきました。あと、この為にトレッキングシューズ買いました。
特にハプニングもなく、美味しい空気、美味しい水、美しい景色に美味しいごはん、平和で明るい幸せ家族と一緒に過ごす休日。
いや、正確に言うと、今の私の状況的は毎日休日なんだけど。
眩しい。
ほんの数年前まで「リア充め!」と世間を斜めから見るような会話を一緒にワインのボトル片手にしていた女性とは思えない。優しいご主人、ちょっとわがままでかわいい娘。
勝ち組…リア充…お前もか。
と、毒づくところかもしれませんが、いやいや。普通は家族がいると独身の友人なんて疎遠になりがちだと思うのだけれど、一緒に泊まろうと誘ってくれるなんて、めっちゃありがたい。本当にいい友達です。泣ける。お願いだからこれからも仲良くしてください。
成城石井で買ったボルドーのワイン。なかなか美味しかったよ。「美味しい、美味しい」と言ってがぶ飲みする友達…翌日はトレッキングなのですが。
川俣川東沢渓谷トレッキングコース
ご主人に娘さんを預けて、二人で軽いトレッキングに行くことになりました。
地図をこちらからお借りします。こちらのサイト、わかりやすくて見やすいデザイン。無理のないコースづくりもしてくれていて、清里でトレッキングを検討の方にオススメです。
ただいま渓流沿い一部通行止めがあることもアップデート済み。
吐竜の滝からスタートし、清泉寮で休憩して東沢大橋展望台ゴールのコース
所要時間:約2時間
道:未舗装、整備済み。一部通行止めのため迂回ルートあり
装備:歩きやすい格好
このあたりは、別荘地ということもあり、軽装の人が非常に多い。一見ただの森林歩道に見えるため、サンダルで来て思いつきで行こうとする人もいるようなのですが、少なくとも長ズボンに歩きやすいスニーカーで行った方がいいです。
JR小海線・清里駅が最寄り。清里ピクニックバスで30分「吐竜の滝」下車。
周遊バスなのでぐるっと遠回りなんですよね。タクシーを使えば10分くらい。もしくは甲斐大泉駅近くの「パノラマの湯」から乗車するか、東沢大橋スタートにすると効率がいいかもしれません。本数が少ないのでしっかり確認してから行きましょう。
軽いトレッキングとは言え、シューズも買ったし、友達の上司の方からLEKI(レキ)トレッキングポールも貸してもらいました。
まだまだ登山初心者、経験も少ない私たちですが、少しずつ難易度を上げていく為にも使い慣れておくといいかな。
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トレッキングポールがなくても歩ける道ですが、あったらあったで足腰が楽です。
では、美しい渓流沿いのコースの紹介です!
吐竜の滝駐車場
週末は大にぎわい。満車状態で立ち往生する車もいるぐらいでした。ほとんどの人は滝だけ見て帰るのです。
熊注意の看板
入り口から、ビビらせるぜ。
小海線
ディーゼル車、ハイブリット車(ディーゼルのエネルギーで発電するエコ車)が走る小海線。清里ー野辺山駅間には、標高1375メートルのJRの標高最高地点あり。標高トップ3の駅があるなど鉄道ファンが多く訪れる路線です。
真上を列車が走るのを見れる素敵な場所が滝の近くにあります。
吐竜の滝
このコース最大の見せ場。
竜が吐き出す滝、という意味なんだそうです。龍神は水の神様ですから、滝と竜のセットは全国でよく見られますね。
大迫力の滝はずっと眺めていられます。水は透明度が高く、冷たい。
たくさんの子どもたちが、大きな岩に登ったり、川に入って遊んでいました。
ほとんどの人はマイナスイオンをたっぷり浴びたらここで引き返すのですが、トレッキングコースはここがスタートと言っていい。
渓流沿いは岩がゴロゴロしていますが、急にひらけた場所に出てきます。
パワースポットでしょ、ここ。
日差しとせせらぎが神々しい!
ここで休んでいた山ガールが声をかけてくれて写真を撮ってくれました。
最近女性でもソロ登山する人が多いそうですね。ソロキャンプも流行ってますものね。
でも、何かあった時のことを考えると、一人では不安だな〜。そこそこ登山客が多い場所や、何度も行っていて慣れた場所ならいいかもしれません。熊注意の看板が怖すぎるんだよね。
渓流沿いのコースなのでそこそこアップダウンがあります。 岩場も多いので滑りにくい靴がいい。
わりに整備がしっかりしている印象でした。 わかりやすいように赤いテープなどで道しるべを作ってくれています。
ブラタモリに出てきそうな岩。地層やプレートの大きな力を感じる。
低めの笹が美しい。
二日酔いの友人、急激に足どりが鈍くなる。赤ワインの飲み過ぎである。
清泉寮
清泉寮に着きました。
ソフトクリームが名物です。味わい深い造形ですね。
二日酔いの友人、ソフトクリームで生き返りました。
他にもお土産物や軽食が楽しめる清泉寮は、さながら道の駅と言ったところ。
とにかく八ヶ岳を望む景色が美しく、運が良ければ富士山も見えて最高です。
ここまで来たらあと少し。
東沢大橋
トレッキング再開してたどり着いたのは、真っ赤な骨組みが山に映える東沢大橋。展望台でゴールです。
ご主人に車で迎えに来てもらう、というゆるゆるのトレッキングでしたが、ここからバスで帰ることもできるし、別のルートで歩いて駅に戻ることもできます。
帰り道に寄った甲斐大泉駅の「パノラマの湯」で締めは温泉。最高だな。
駐車場から富士山が見えました。(こんな感じで露天風呂からも見えます。)
ログハウスに戻って昼寝してビール飲んで、地元の美味しいソーセージ焼いて食べて、別荘って最高だな。
帰宅して思ったこと
軽いコースだったのもあるけれど、筋肉痛にならなかったのはトレッキングポールのおかげかもしれません。友達は少しずつ経験値上げて「目指せ富士山」なのだそうです。富士山か〜。きつそうだな〜。
でも、一度は行ってみたいですよね!