「春うらら。ぜひ、お茶会にいらしてね。おほほほ」(誇張しています)
茶の湯に目覚めた友人からお茶会のお誘いをもらってしまいました。茶道って、ちょっと興味ある。
でも、私、お茶の作法なんてやった事ない!
着物も持っていないし、まずどんな格好で?
「洋服でも構わなくってよ。膝下スカート、白靴下、アクセサリーなしだけお気をつけなさって。」(誇張。こんな言い方は本当はしていません。)
未経験者を招くなんて、なんて無謀な!
せっかくのお茶会がめちゃくちゃになってもいいのかしら!?
それともこれは、、、招待状ではなく、挑戦状?
あの子ってば、お茶を習っているうちに京都人の血が混じってしまったとか?
何も知らずに行ったら「あら、てっきりご存知だと思ってたわ。」なんて言われたりして?(被害妄想)
よし、最低限の知識を入れておこう!
グーグル先生に聞いてみたところ、持ち物には基本セットなるものがあるそうで。
・扇子
・懐紙
・楊枝
これがスーパー基本の三点セットですって!
扇子扇子、、、あった!これか!?
楊枝はこれで良さそう。
あとは懐紙を買えばOKね?100円ショップに売ってるよね。
ね?お母さん?
「…扇子…大きすぎる。」
え???
「お茶の扇子は小さいのよ。」
なに!?
初耳だし!どこで売ってるの!?デパート!?
近所のありそうなところをハシゴした結果、お茶屋さんにありました。茶葉だけでなく、いろいろ売っているところで、年配の奥さんが「これで十分よ。」と出してくれた600円の扇子です。なんか日焼けして帯のあとついてますけど…。買う人あんまりいないのね。庶民的な町ですものね。。。ま、いいか。
一般的な扇子と比べると、こんなにちっちゃい。
開くと「利休百首」と書いてあります。茶会で開くことは絶対にないそうです。えー!なんの為の扇子?
懐紙も買ったのでなんとかなりそう!適当に全部ハンカチに包んでいけばいいかな?
う〜ん、懐紙入れとか、あった方がいい?
折り紙で作る懐紙入れ
千代紙で作ることにしました。
持っていた千代紙は、ちょっと幅が足りなかったので、のりで貼り合わせています。(30cm四方ぐらいの正方形にしました。)
サイズ感…ギリギリいけそう。
封筒みたいになるように中心に向かって3角を中心に向かって折ります。
ノリで貼ります。
懐紙がすっぽり入る深さになるようにポケット部分を折ります。
サイドはボンドでくっつけます。
蓋の部分はちょっと斜めに折るとオシャレ??
懐紙がすっぽり入りました。
完成!ゴージャス!
よくぞこんな派手派手な千代紙なんて持っていたな、私。
つまようじ入れも千代紙を折って作りました!初心者セットを約800円で揃えることができました。
お懐紙はダイソーでも売っているらしいのですが、店舗によるようで近所にはありませんでした。
お茶会当日
マナー上、お席を写真に撮ることはできなかったのですが、気取っていない感じでとても楽しかったです。必死で扇子とか用意しましたが、必要ありませんでした。(使ってもいいし、持ってなければそれでいい)
お懐紙も楊枝も用意してくれていました。
桜のワンポイントで飾った生菓子も、なめらかな口当たりのお茶も、とっても美味しかった!春らしい一日でした。
広いお庭がとっても素敵。
桜の時期にまた来たくなりますね!
足はしっかりしびれちゃったよ〜!
初心者向けのお稽古セットは、私が思ったよりはリーズナブルなようです。
3000円前後で買えるみたい。