なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

異次元のあれ。それもいいけど公立の教育改善も!

子育て支援策についてです。

以前子育て支援の現場にいたことはあるものの、辞めてからずいぶん経つので現場や保護者の声が聞けないこともあって、なかなか自分の意見がまとまりません。今日はダラダラと書き連ねてみようと思います。

 

子育てをしている家庭を支援することはもちろんやってほしいことなので、良い方向に進むといいなと思います。

今の報道を見ている感じだと、主に金銭的な家庭への支援が多いようですね。なんとなくモヤっとするという子なし世帯がいるのもわかる気がします。私も独身だし。笑

少子化対策というと、子育てに関わっていない世帯は他人事のように感じるし、税負担や産休の社員のフォローだけを強いられているようにも思う人もいるでしょう。ま、でも若い世代は突然しないと思っていた結婚や出産をすることもあるだろうし、その時になって制度のありがたさに気づくはずなので、頑張ろうよね。

 

私はこれから家庭を持つ、特に出産するようなことは年齢的にないだろうから、安全な国で安心して生きていけるなら、それに向かっていける施策なら良いと思います。子育ては社会でするのが集団で生きる人間という生き物ですから。納税以外の形で貢献している人もたくさんいるので、金銭的なサポートばかりが目に付く施策はちょっと不安ですね。これだけで終わらないことを願います。

 

今は特に少子化対策にフォーカスが当たっていますが、それは入り口に過ぎないと思いたい。同時に進めて行かなければいけないのは、子どもたちが育つ環境と教育についてだと思います。子育て世代にお金を渡して人気取りをするのではなく、もっと多角的な政策が子育て世帯のみならず、子ども自身のためになるようなことをして欲しい。親に渡すと使い方は千差万別だし、結局競争社会の中で消費されるだけのように思います。もっと保育園や学校の環境を整えて欲しい。心身ともに豊かに育った子どもはきっと将来社会の役に立つはずです。そういう公共事業が必要なのではないかな。

 

成熟した安心・安全な先進社会を目指すことが、人口増加よりも大事なことなのではないかとずっと思ってきました。なぜなら私が子どもの頃から少子高齢化問題は言われてきましたし、人口減少は予測されていたことです。人口増加と経済の発展がセットになった資本主義は発展途上国っぽい。少ないなら少ないで、少数精鋭の国を目指すことはできなかったのかなと、大人になった今、現状を憂いています。

 

資本主義社会はお金持ちにお金が入っていく仕組みですし、政治家も自分たちの利権に絡むことしか頑張っていないように私には見えます。国には公立の福祉と教育にもっと力を入れて欲しいのです。

政治家の人たちとその家族って、私学出身の人が多いからでしょうか。私学支援ばかりしていて公立の状況がどんどん悪くなっているように見えます。金持ちしか勝たない政治はがっかりですし、治安が良く、全体的に教育レベルが高い国はお金持ちにとっても魅力的なはず。そんな国になるよう、頑張って投資して欲しい。

 

子どもを産めば奨学金(ローン)の返済免除の案が出ていますが、それができるなら今すぐ教員の返済免除を復活させるべきです。一定期間以上(だいたい10年くらいだったらしい)教員を続けると返済義務がなくなるというものです。

 

高校時代の社会科(世界史・倫理・政治経済)の先生が、この免除の仕組みについて教えてくれました。公立の進学校だったので、家計が苦しい家庭の生徒もいました。そういう生徒たちにも大学に進める希望を与えたかったのだと思います。教員として常に勉強を欠かさない尊敬できる先生で、「こんな優秀な人材がなぜ教員を?」と思うぐらいでしたが、『奨学金』というのがポイントだったのかとわかりました。

校門を出ると生徒と目も合わさず帰宅する先生だったので、イメージしやすい熱血先生ではありません。そもそも熱意だけでできる仕事ではないし、子どもも保護者も教員に求めることは熱意だけではないはずです。

 

教員の奨学金返済義務免除は、一般企業に行ってしまっていたかもしれない優秀な人材を教育業界に引き込み、また過酷な労働環境でも継続勤務するモチベーションになり、基本給が低い若い先生たちの実質給与引き上げとも言える仕組みでした。

 

残念ながら1998年、2004年と段階的に廃止されました。

先生は生徒たちのために教えてくれたけど、結果的に一瞬希望の光を見た生徒も直後に廃止を聞いて打ち砕かれたわけです。。。

(就職が難しい期間が長く続き、非正規雇用、低賃金…踏んだり蹴ったりの世代だったな。。。ちなみに教員免許の更新制度という愚策もありましたね。)

 

不祥事が増えたのも、このことが要因なのではないかという気がしないでもない。

 

優秀な教員の確保、少人数制、教員の部活など負担軽減、残業代、授業料、給食代…課題は尽きないですね。公立学校の質の低下は社会の悪循環の源です。

もちろん福祉の方でも、保育園の環境改善などがんばって欲しいです。子どもは増えたけど、保育園足りないなんていうニュースは見たくないですよね。

 

そうなると増税の話が出てくるわけですが、自分ごととしてはインボイス制度。。。

ここからは完全な独り言とぼやき。

世界の税制から考えると免税事業者という存在があること自体不思議なので、課税事業者になってしまうのは、まあ仕方ないのですが、それならばもっと庶民に優しくして欲しい。軽減税率!!

イギリスでは野菜など基本的な食品は付加価値税0%だったので、自炊していれば食費はそんなに高くなかったです。(ちなみに当時1ポンド250円で、体感物価は日本の2倍以上)

その他、水道代、書籍、運賃、生理用品なども0%です。

 

あー、もうインボイス作成も憂鬱だし、せめて全部5%に戻して欲しい。

いや、もう消費税やめてほしい。

 

弱小フリーランスなる子、今年の目標は生き抜くことです。ギリギリだなぁ。

 

次回はもっと楽しい話題、工作やアート、遊びなどで投稿しますね〜。