京都生まれ京都育ち、なんなら平安時代から家系図が続いていて、家の敷地に茶室があるという友人に、京都を案内してもらった時に喫茶で入ったのが、「鍵善良房」です。
名物は何と言ってもくずきりでしょう。ここのくずきりをいただくために、連日ご婦人方が行列を作る人気老舗京菓子店です。
くずきりのイメージが強いのですが、何食べても美味しいようです。
そうそう、くずきりが出てくるまでに、温かいお茶とお干菓子が出てくるのです。
「菊寿糖」と名付けられた、菊の花の形のかわいい和三盆のお干菓子です。
口の中でほどけるように崩れて、広がる幸せな甘さ。
あ〜、あれをもう一度食べたい。
もはや恋。京都の名店って、やっぱりすごいですね。
和三盆とはいかなくても、お干菓子食べたいな〜。作れないかな〜。と思い立ち、なんちゃってお干菓子を作りました。卵や小麦粉を使わないので、食物アレルギーがあっても食べられる子も多いと思います。親子でも楽しく作れそう!
材料・道具
【材料】
砂糖…50g
寒梅粉…30g⇨寒梅粉とは餅粉のことです。
着色料…少量⇨着色料はなくてもいいです。抹茶、きな粉、お野菜パウダーなどでもOK!
水あめ…小さじ1
水…小さじ1
【道具】
ふるい
ボウル
型
型は、和菓子用のものが色々売っています。
本格的な木型もあれば、プラスチック製のものもあり、ご家庭でも簡単に和菓子作りが楽しめます。
チョコレートやレジン用のシリコンモールドでもいけそう。
pos.204371 千葉真知子 手づくり和菓子道具 干菓子型 CWM1
Fenteer ベーキングモールド 月餅模具 木製 2個セット 金型 DIY 和菓子
しかし、今回私が使うのは、100円ショップで買ったこちら!
イースターエッグの「クッキー型とスタンプ3種セット」108円
また、季節外れですけど。
こんなのでお干菓子が作れるのかどうか!?
ふふふ…いける気しかしない!
作り方
①水あめと水を混ぜておきます。
できあがったものを「ねき水」と言います。
アメが固く混ざりにくい時はちょっとだけ、(10〜20秒)レンジで温めて溶かします。
②砂糖をふるいにかけます。
和三盆を使うと本格的ですが、上白糖で大丈夫です。
私は今回きび砂糖を使いました。
しかも、面倒なので、ふるいにかける工程を省きました。
本当はふるった方が出来上がりが口どけ滑らかになるので、面倒がらずふるいましょう。ふるいがない人は茶漉しとか使ってもOK。
③ボウルに砂糖を入れ、着色料を入れてよく混ぜます。
溶かした着色料をスプレーボトルに入れてかけると均等に混ざりやすいかも。
ねき水に混ぜるという方法もあります。
今回は抹茶をそのまま入れました。(入れすぎたかな?)
着色料が嫌な人は、パプリカパウダーとか、人参パウダーとか、お野菜パウダーや果物パウダーを使うといいと思います。
④ねき水を少しずつ入れて、砂糖をまとめます。
握ってかたまりになり、指の形がちょっと残るくらい。
ちょっとずつね。
どうやらねき水入れすぎたっぽい。
⑤寒梅粉を半分入れてすり合わせるように混ぜます。
⑥残った寒梅粉を入れて混ぜます。
さらふわの状態になります。
⑦型に入れます。
普通なら、羽子板みたいな型にぎゅっぎゅっと親指の腹を使って押し固めて、羽子板の先をコン!っと作業台とかに打ちつけると、ころんころんと干菓子が出てくるのですが、今回は百円均一のクッキー型。
まず卵型の枠に入れて
スタンプでぎゅ〜〜〜っと押し付けます。
枠から抜きます。
できた!ふむふむ、悪くない。
⑧風通しの良いところで乾かせば日持ちがするお干菓子の出来上がり。
そのまま食べることもできますが、早く乾かしたい人は、100度のオーブンで5〜10分焼くといいです。
今回はフライパンにアルミホイルを敷いた上で、弱火にかけて水分を飛ばしました。
⑨完成だよ!
緑茶にぴったりのお菓子です。砂糖をふるわなかったので、ちょっとじゃりじゃりしてますが、美味しかったです。
和風の型が欲しくなってきたな〜!