はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」
本日はお題ネタです。
あの日
遺伝か、それとも漫画の読みすぎか。小学校3年生くらいから近視の傾向が出てきてから、抵抗虚しく順調に落ちに落ちまくった私の視力は、中学生の頃には左0.03、右0.01というピントが合う視野15cmにまで達してしまったのでした。
しかし、ありのままの自分を受け入れたいエルサマインドを持っていた私は、教室の席は常に1番前、もともと細い目をさらに細めながら遠くにいる友達が誰か推測しながら手を振る日々。「あいつ、睨んでくる」と思われていても仕方なかったかもしれない。
流石に厳しいと思い、メガネを作ったものの、メガネをかけたまま歩くと酔いそうで、授業の時だけかけていました。
しかし、ついに、決意するのです。
コンタクトレンズにする!!
日々コンタクトレンズを使い捨てている現在の状況を考えると信じられないかもしれないですけど、コンタクトレンズはとても高価なものだったし、まだまだハードとソフトと選べる時代で、ソフトコンタクトレンズも保存容器、保存液、煮沸消毒機などを準備しなくてはならず、なかなかの大ごとです。使い捨てではなく1〜2年使い続けるのです。
そして、「ソフトいいよ」という噂を信じ、ソフトコンタクトレンズをついに入れました!
この日です。世界が明るく鮮明になったのです。メガネのような酔いもなく、まるで、本当に自分の目で見るように世界が見えている。
翌日の体育の時間のことを覚えています。
授業の時はメガネと書きましたが、それは教室にいるときだけで、体育の時間は裸眼で受けていたのです。(逆に危ないよな〜)
広い校庭で、三角座りをして、どこまでもどこまでもクリアに見える景色に感動していました。
ああ。20世紀最大の発明はコンタクトレンズだ!!
発明してくれた人、ありがとう!!!!
心の底からそう思ったのですが。。。
後に知ることとなるのです。
ガラス製コンタクトレンズの発明は1887年、ドイツの学者アドルフ・ガストン・オイゲン・フィックによるものと言われていると。。。
ちょっ…!!19世紀やん!!www
ちなみに、コンタクトレンズの原理を初めて考えたのはレオナルド・ダ・ヴィンチと言われているそうですよ。
虫眼鏡や顕微鏡、望遠鏡など、夏休みに使ってみたいレンズはたくさんありますね!
レンズについて自由研究してみるのも楽しそうです。
ではまた!