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Q .らくだはどこのものでしょう?
この質問は読み始めた本、「外来種のウソ・ホントを科学する」の原題です。
のっけからイメージを覆されたので、本日のクイズにしてみました。
エジプトで乗ったんだよね〜。
クイズに戻ります。らくだはどこのものか?
この本によると、らくだ一族全体で考えれば、ラクダの起源は4000万年前に遡ります。
場所は北アメリカです!
およそ1000万年間、テキサスとかカンザスのあたりにいて、アリゾナまで広がり、そのずっと後に南アメリカ、氷期が来て地続きになった時にアジアにも進出。北アメリカのラクダが絶滅したのは8000年前だという。
エジプト文明の黎明期が約7000年前だと考えると、石器時代〜狩猟半農時代くらいにまだラクダの先祖が北アメリカにいたってことになるのかな。
で、南アメリカに渡ったラクダはリャマとかアルパカなど多くの種の子孫を残し、中東、中央アジアに渡った子孫がヒトコブ、フタコブのラクダたち。
そして今、野生のラクダがいるのはオーストラリア。19世紀に建設作業用として持ち込まれ、トラックの登場で野生に放たれた。今や、アラビア半島より生息数が多いらしい。
つまり、答え方が複数ある。
・イメージ通りの中東・中央アジア
・多様性があるのは 南アメリカ
・野生が残るのは オーストラリア
これを聞いただけでも「外来種」って言葉がバカらしく思えて来るけれど、読み始めたところなので、続きが楽しみ。
本日読み終わった「The New Wild 外来種は本当に悪者か?」は、めちゃんこ面白かったです。
内容が濃すぎて整理し切れません。
自然生態学に興味のある方は是非〜。
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