なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

休みの日の約束「子ども同士の待ち合わせは携帯がなかった頃の恋人同士より難しい。」

ピンポーン

「〇〇ちゃん、今から遊べる?」

「ごめん、お出かけするから無理。」

 

が〜〜ん。

仕方がない、次に〇〇ちゃんちに行って、いなかったら自転車で公園ハシゴして、誰もいなかったら家に帰ろう。

 

休みの日はそんな遊び方をしていた、なる子です。

昭和っぽい?ぎり平成だと言い張っておきましょう。

 

私が子どもの頃は、どこに行っても子どもが遊んでいました。

やたらと公園が多い地域で、ボール遊びができるところもあったし、空き地もあって虫取りもできたし、アスレチックジムをお城に見立てて、おままごとしたりもしました。

 

今、その公園で子どもの姿はあまり見かけません。

私が同級生と遊び倒した砂場と滑り台の公園は、草がぼうぼうです。

 

今時の小学生ってどこで遊んでいるのかなぁ、とさみしくなります。

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子どもの居場所は学校の中へ

一時は、「オープンな学校」が良しとされる風潮がありましたが、池田小の事件をきっかけにセキュリティ強化に向かっています。

 

子どもたちが、休みの日や放課後を過ごす場所として、「放課後教室」とか「ひろば」と呼ばれる事業があります。学校内でランドセルを置ける場所があって、学校内の決められた教室や校庭などで遊んで過ごせるのです。

 

土曜日や、夏休みなどの長期休暇時も預かってくれる自治体もあって、何かあったら職員が知らせてくれるし、校内だと思うと大人も子どももとても安心。

 

「小一の壁!」って言ってる人の地域にはこういう所がないのかな。早い地域では25年以上前からあるし、全国的にもこの数年で広まっているような気がします。

特に都内はぐんぐん増えている感じがします。

 

例えば大阪市の「いきいき放課後教室」は平成4年度から始まっています。

東京都でなかなか始まらなかった要因は、「児童館」の存在にあるのでは、と思っています。

逆に大阪は地域の「児童館」ってほとんどないと思います。

東京の「児童館」は一般的に乳幼児親子さんから、小中学生が遊べる場所として学校区に一つあるイメージです。有料で子どもを預けることができる「放課後児童クラブ(学堂保育士)」が併設されている場合が多いです。

 

老朽化が進む児童館が多いですが、こんな建物を建てちゃう東京はやはり財政にゆとりがあるんだなぁ、と初めて見たときに思いました。

 

少子化の流れの中で、児童館は存続の危機を今迎えていて、児童館の機能を持ち合わせたものが、学校の中にある「いきいき」のようなものに移行しつつあります。

 

www.sankei.com

ちなみにこの記事で職員さんの待遇の低さが取り上げられています。

パートさんは最低時給。。。でも、事業が始まった当初はもっと良かったと思うのです。高すぎると批判を受けて下げられたのですよね。職員の待遇が悪いのは子どもの為にならないな、と思います。でも、高いと批判するのは身近にいる保護者の方達なんじゃないかな〜、と思うんですよね。

 

休みの日の遊びの約束

平日は放課後にそのまま学校に残って遊んだり、児童館に行けば誰かいる。そんな遊び方ができますが、休みの日の遊びの約束は困難を極めます。(家に直接いく場合を除く!)

 

特に1〜2年生、をイメージしてください。

都会の幼稚園児らは保護者同伴で遊ぶことがほとんどだと思います。

ところが、小学生になると、自分で行動できる範囲が広がります。

登下校も、もう保護者の人はいませんものね。

交友関係もグッと広がるのです。

 

子どもは突然、「〇〇くんと、日曜日に遊ぶ約束をした!」と言い出します。

1年生ぐらいの子は約束したという事実だけに満足して、重要なポイントが抜けていることがありますから、保護者は要注意です。

「どこで、何時に、待ち合わせをして、どこで、何をして、遊ぶのか。また、何時に帰ってくるのか。」

最低限このくらいは言ってもらわないと困ります。

自分の子はしっかりしていても、相手の子が適当な場合もあります。

忘れていたり、時間の感覚がまだできておらず、時間通りに現れない、なんてことも良くあることです。待ち合わせで会えなかったときにどうするのかも話しておけるといいですね。

 

ああ、子ども同士の待ち合わせは、携帯がなかった頃の恋人同士より難しい!

 

会えなくて、とぼとぼ家に帰ったら、ママが買い物に出かけていて家にも入れない!なんてことになったら、もう涙が出ちゃう。

 

《他にも気になることはいっぱい!》

・お互いおやつは持ってくのか。(交換はありかなしか)

・お小遣いは持っていくのか。(おごりおごられ注意!)

・相手の親御さんは、この約束のことを知っているのか。

 

心配事はたくさんありますが、いろいろな経験を経て大人になっていきます。

小学校低学年はその過渡期ですね。

 

初めて公園などで待ち合わせをして、子どもだけで遊ぶ喜びを知る。

それは、とっても、とっても大きな成長ですから、困難や心配はあるけれど、子どもたちに経験してほしいな〜、と思うのです。