こんにちは。全く信心深くない日本人、なる子です。
実家も正月には集まらず、お盆にも誰も帰らず、お葬式で初めて祖母の菩提寺の宗派を知り、クリスマスにケーキも食べない典型的ですらないないかも。
他の家では当たり前のことが、ちょっとずつズレているような気がします。
実家の鏡餅は物心ついた時からパックのやつ、でした。
地域的にも新興住宅地で、餅屋がなかったので、和菓子屋とかが正月向けに餅を作っていることさえ知りませんでした。
そんな私ですが、いろんな国、地域のいろんな風習を知るのは大好きで、日本のことに関してもほぼ外国のことのような発見があるものです。
年末にこんなものを買いました。
「三宝」です。うふふ、素敵です。
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吉野檜でできた小さいサイズ。(大きいのは置くところがないので)
新年に鏡餅をお供えできるといいな、と思ったのです。
実は一人暮らしを始めてから、そんなこと、一度もしたことがありません!
お店のおしゃれ奈良マダムが使い方を丁寧に教えてくれました。
「三宝の折敷(上に乗ってるお盆みたいな部分)の継ぎ目の方が前ですよ。神様には継ぎ目のない方を見せてね。胴(台の方)も、穴のない方が神様側」
「わー、なるほど!向こうに神様が座って、そこに御膳がある感じですかね!」と興奮の私。「今まで紙のやつしか使ったことなかったから〜」と口を滑らすと、マダム、ドン引き。
あ、マダム、見たことない?サ⚪︎ウの鏡餅とか。プラスチックのパックに丸餅入っているやつ。紙の三宝、プラスチックのダイダイを両面テープでくっつけて載せるんです。
便利なんですよ…!(汗)もしかして、奈良の人は知らんのか…!?
というわけで、三宝を入手し、ついでにこんなものも買ってみました。
御神酒口
え!?なにこれー。かわいい!!
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開封してみると2本、入っている。
2本?
パッケージに「水に挿すと、檜の香りのアロマになるよ!」みたいなこと書いてあったので、深く考えず買ったけど。。。
これは…御神酒のとっくりに挿すのか…!ペアなのか…!
ないよ、御神酒徳利!うち、神棚もないよ!
ということで、うちの鏡餅?はこんな感じになりました。

最終的にグラスには御神酒ではなく、米を入れて、鏡餅としました。
精一杯のお正月の準備です。
鏡餅には地域や家庭によって、形式は少しずつ違っていたりすると聞くので、怒らないでほしい。
こうやって、自分なりに調べながら鏡餅を準備していると、今はガラスでできていたり、木でできていたり、インテリア鏡餅がたくさんあるんですね!
そこで、思いました。
あのパックの鏡餅を型にして、石膏で作ればいいのではないかと。
毎年使えるんじゃない?
作りましょう!
使うのはこれです。プラスチック鏡餅。パック丸餅入り。鏡開きは終えました。

中のお餅は美味しくいただきました。
ひっくり返した時に倒れないように、養生テープの芯に差し込みました。

使うのはこちらの工作用石膏。「高級」と書かれています。
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水に混ぜるだけ。粉を入れてしばらく置いたら、ねるね〜る。

石膏液ができたら型に入れます。

硬化時間は約3時間とのこと。
かっちかちになりました。

私のイメージではツルンと抜けると思っていましたが、全然びくともしません。
というか、このプラスチックパックもよくできていて、色味も綺麗に餅色しているし、もはや型から抜かなくてもいいのではないか。そんな気さえします。
しかし、どうしても石膏鏡餅の姿を拝みたいので、ハサミ、カッターナイフを駆使して剥くことにしました。

すっごい大変だった。
そして、想像以上に青白い…。

形は綺麗にできたと思います。
水引なんかも工作してもいいかもしれない。
まあまあ、ホクホクした気持ちで友達に見せたところ…
「えっ…これじゃあ神様食べられへんで。お供えにならんやん…」と気の毒そうに言われました。
ぎゃあ!なるほど。おっしゃる通りです。
私はまだ鏡餅の本質を理解できてなかった。
ともかく、完成した石膏の鏡餅いかがでしょうか。
どうしても食品を置くことに抵抗がある人には良さそうです。

神様が食べられないと指摘をもらったので、こっそり丸餅置いておきました。

せっかく三宝を手に入れたので、次のお正月は本物のお餅を飾ってみたいな、と思っています。お月見にも使えるかな。ミニお雛様とかを飾ってもいいね!