想像できるルーズさ
実は数日前から自分のダメっぷりを反省して辛い。
心の中で収めて消化しておけばいいものの、結局書き出してしまった。
きっかけは話題の人気芸人3年間確定申告無申告事件。
チュートリアル徳井さんの「想像を絶するルーズさ」は想像できる範囲だったから。
いたたたたたたた。
自分の場合は「めんどくさい、めんどくさい」と思いつつ、とりあえずギリギリでなんとか人生をこなしてきた感があるけれど、忙しくなったらうっかり何かが抜け落ちそうで怖い。
会社を辞めたので、次の確定申告は自分でやらなきゃいけないけれど、誰か教えてくれるわけじゃなく自分でするのは本当に面倒くさい。ちょっとだけ雑所得があった時期に一回だけ自分でやったことあるし、まあ、ルールを守らないのは嫌だから、なんとかするだろうと思う。義務教育で確定申告の方法テストで出れば、納税について覚えられたかもしれないな〜。
自分で確定申告は面倒くさい。
人に頼めばいい?人に頼むのが面倒くさい。
どこにいるの、その人。
探すの面倒くさい。
お金がかかるのもちょっと嫌。
身近な人がやってくれたらいいのに。
やりますやります、締め切りまでには。
怠惰、弱さ、甘さが私の人生の敵だ。
徳井さんみたいな人を知っている
ずいぶん前のことですが、以前付き合っていた彼が徳井さんの「想像を絶するルーズエピソード」と重なる部分が多くてびっくりしています。
・郵便受けを整理しないのでいつもパンパン→大事なお知らせを見逃す
・公共料金を支払いに行くのが面倒で、気がついたら電気ガスが止められている
・公共料金をクレジットカード払いや引き落としにする手続きも面倒くさい
・大量の小銭が自宅にある→言い訳「小銭を使わない生活をしたらどうなるかの実験」
・引越しは面倒くさい→学生の時から同じアパートに住んでいる
・片付け→面倒なので散らかっている
・転職により引越し→引っ越せたけれど、段ボールそのまま。クローゼットは空っぽ。
以上は徳井さんのエピソードではなく、その彼のことです。
やばいな。
これだけ見ると、超ダメ人間…。
ありがちですが、日本でも代表的な国立大をご卒業されていたし、お勉強できる、頭いい、と言われるタイプの理系男子だったと思います。
今振り返ってみても、なんか偏りがあるし、グレーかなと思いますが、根本的には気遣いもできるし穏やかで優しくて楽しい、性格もいい方だったんじゃないかな、と思います。
身の回りはめちゃくちゃだけど、特定の分野でのスキルはあるから仕事もあるし、なんとか生活できちゃう。朝はゆっくり過ごし仕事は昼から行っていました。フレックスで緩くてもなんとかなる業界にお勤めでした。
きっと今はもっと懐の深い方が支えてくれているのではないでしょうか。
そう、こういう人には圧倒的な理解者が必要。
そういや確定申告はちゃんと行ってたみたい。
出来ることと出来ないことの差が激しい。
大人の発達障害?
徳井さんの脱税ニュースは、「もしかしてADHDの回避行動かも?」と話題になっています。診断を受けるほど生活に支障がなくても、誰にだって個性の傾向はあるのです。以前〇〇フレーバーの話を書きました。
自分の傾向を理解すれば、自分自身を受け入れることが出来たり、素直になれたり助けを求めるのも楽になるし、他人を理解することも易しくなり、支援する側に立つこともできると書きました。
なんとか生活できている発達障害の傾向のある大人はたくさんいるし、自分の適性を理解してなんとか生きていかなきゃいけない社会です。
圧倒的な理解者がいて、足りない部分を補ってくれたら超助かりますよね。
そういう意味では、助けてくれる家族のある人って羨ましい。上手く行ってる夫婦が眩しい。
ああ、私も欲しい。圧倒的な理解者。正直私も誰かに助けて欲しい。今なんとか生きているのが不思議なくらい。
一見できる風な人は、本当は持ってる発達フレーバーが見えにくい。自分でも、できることとできないことのギャップに苦しんでいる人は多いはずです。
チュート徳井さんは、会社は作れるのに税金払えないのは辻褄が合わないって意見も聞きました。
そうですよね。理解できない行動をするのが人間です。
私も自分の怠け癖と戦いながらギリギリ生きています。
脱税を擁護しているわけではない
発達障害について取り上げると、発達障害だからって擁護していると思われるかもしれないけれど、脱税を擁護しているわけではないのです。自分も自分のルーズさやミスで脱税になったり、誰かに迷惑かけたりしないように気をつけようと思いました。
徳井さんの「想像を絶するルーズさ」も若い頃なら理解できなかったと思う。長く、子育て支援の現場に関わったり、能力に極端な偏りのあるアーティスト仲間に囲まれたり、不思議な人とお付き合いしたりしているうちに、自分の当たり前は世間や誰かの当たり前でないことを経験で学んだから、今は「ありえない感覚とは思わない。」
ただ、しっかり稼いでいるのにうっかり脱税はアホすぎるし、勿体無いから、お金ガンガン使って自分を助ける環境づくりして欲しい。お金があるって羨ましい。
周りもどうか助けてあげて。それに対して面倒臭がらず、しっかりお礼するのよ、徳井さん!
相互理解が多くの人を救う
個性を理解し合い、ちょっと工夫し合うだけで、生きやすくなる人って沢山いると思うのです。
「教育・勤労・納税」の義務を果たすために、例えば「教育」に関して言えば、教室に支援員を入れたり、特別授業を作ったり、支援学校でなくても普通学校でできる支援は広がりつつある。
「勤労」にしても、発達障害の大人もその能力を活かしたポジションで働けるように工夫している企業もたくさんある。
この二つがうまくいっている現場とは、個人の特性を周りが理解し、その人にあった支援や対応をしているということです。支援が必要な人も自分にはどういう支援が必要なのか、説明出来ることもあります。
「納税」も義務だけど、みんなが同じようにうまくこなせているわけではないと思う。
徳井さんは人望もあるみたいだし、なんだったら頑張って稼いだお金だってあるのだから、まずは自己を認識して、いい税理士さんとか、会社で経理スタッフを雇うとか、徳井さんに必要な人に助けを求めて欲しい。その人に徳井さんのことを理解してもらって支援してもらえるといいな。
自分の弱さ、ダメなところ、認めた上で、どうすれば良いかの対策を。
全て自分への戒め
私自身、想像を絶するルーズさで、部屋が片付かない。書類も気が向いたら整理するぐらいで、超いいかげん。
徳井さんの一件で、後回し後回しにしていると結局は悪い方向で自分に返ってくることを思い出しました。
まず、自己啓発の意味でも今日は部屋の掃除・整理整頓からしてみようかな。
理解できん
取れたまま放置していた照明器具のネジを締めるのにツールボックスを開けたら、行方不明になって困ってた外付けHDが出てきました。どうしてドライバーやらと一緒に入っているの?
理解できないでしょう?
私も理解できません。
よ〜く思い出してみると、台風の前に雨漏りで濡れたら困ると思い、仮に屋根がとんでも雨に濡れなさそうな場所を探していたような気がします。
そんなことはすっかり忘却の彼方へ。なんだったら間違ってゴミ箱に入れたかもしれないとさえ思っていました。(これも理解できないだろうけど)
ADHDの傾向はあるかもしれないけれど、診断を受けるほどではないです。
ただのうっかりさんです。
多分ね。