上野の森美術館で開催中の『大ゴッホ展』に行っていました。
目玉はなんと言っても「夜のカフェテラス」

オランダのクレラー=ミュラー美術館の所蔵品をどっさり借りて実現した今回の巡回展。
困難を乗り越えてほしいと願った展示は、福島、神戸、東京の三会場で、今年来年の2回に分けて開催されます。噂によると福島展は大盛況。東北出身の友人が、「両親が見に行って、こんなに人が集まっているところを見たことがない、と興奮してた」そうです。
ゴッホより普通に、人混みにびっくり〜!
そう、普段美術館に行かなくても、ゴッホは誰でも知っているし、一度は見ておきたい。
円安で海外旅行も難しいし、有名絵画を海外から借りようとすると、とんでもない保険と輸送費になるはずです。これは行く価値あり。
お値段、なんと、
平日2800円、土日祝3000円…!!
どうした!いつの間に美術館ってそんな料金になったの?
しかし、昨今のなかなか名画が来てくれない状況を鑑みると安いのか!?
愛し愛され、ちょいめんどいゴッホ
死んでから有名になったゴッホ。
ご存知の通り、生前は作品が売れず苦労したと言われています。
しかし、それでも描き続けた、その背景には、家族のサポート、特に弟のテオの助けがあったと言われています。今回の展示で知ったのですが、叔父さんから絵の仕事を斡旋してもらったりもしているようでした。多分、絵の才能以外では厳しそうなゴッホに、家族親類は可能な限りの支援をしていたのだろうということが推測できます。
アーティストがアーティストとして活動し続けるための条件というかアドバンテージとしてよく言われるのが、「実家が太い」です。
制作場所、絵の具やキャンバスなどの画材代、その他もろもろ、とにかく金がかかる。
死ぬまで絵を描き続けることができたゴッホは、ある意味幸せだったと言えるかも知れません。
今回の展示ではゴッホの代表作だけでなく、素描や習作なども多数展示されていました。
テオらとの手紙のやり取りも展示されていました。
本になっちゃうくらいの手紙の量。
時代が違えば、LINE魔になったりSNSやブログなどで書き込みまくりのタイプだったのかな?
また、農夫や労働者を描いた作品がたくさんありました。モデルを雇うお金がなかったから、身近な人にモデルを頼んで描いていたと言います。
いやいや、いくら身近な人って言ったって、家族でもない人たちがこんなにたくさんモデルを引き受けてくれるなんて、なかなかないことだと思います。
基本、ゴッホは超ピュアで可愛げのある愛されキャラだったのだと思います。
何よりゴッホは人が大好き。愛に溢れている人です。きっと。
だから、たくさんの人がモデルを引き受けてくれたのでしょう。もしかしたら、時々テオが来て、「兄をよろしく」と挨拶まわりしていたかもしれません(妄想)
ただ、なんとなく、ゴッホの愛、重そうだな〜とも思ってしまいます。
好きになった娼婦の女性に逃げられてるし、ゴーギャンも逃げているし。
愛が深すぎて、一線を越えると鬱陶しい、みたいな。
画力ブレブレのゴッホ
ゴッホの素描を見ていると、上手だな〜と思うものと、どうした!?肩外れたんか!?と思うようなデッサンが崩れたものとあり、とにかく画力が、ぶれぶれ。
手紙の展示を見ると、「農夫の人はじっとしてくれないから描きにくい」みたいなことを言っちゃっています。挙句の果てに、「そのまま描いても、本当に作業しているようには見えない。あえてこう描いてる」とか書いちゃっています。
解説ボードまで、「ゴッホは絵画では難しい”動き”を表現しようとした。」みたいなことを書いちゃってますが、、、実際のところ、
動いているもの描けない説
が濃厚だと思います。
そういえば、某美術系大学の入学試験、1977年、デッサン、「ひよこ(1匹)」という伝説になっているものがあるのですが、、、泣き出す受験者もいて恐ろしい光景だったとか…。
いや、噂なんで…昭和だし…本当かどうかは…
とにかく、動いているものをデッサンやスケッチするのって難しいのです。
とにかく真似してみる
印象派時代に関わらず、多くの画家が、他の画家の影響を受けて絵を描いています。
ゴッホもいろんな画家の影響受けまくりで、これはセザンヌ風かな〜、というものもありました。(どっちが先かは不明だけど)
中でも顕著な、スーラ風の点描を描いた絵。
ぜひ注目して見てほしいのですが、どうやらゴッホ、途中で点点描くの飽きて誤魔化してます。
そうよね、あんなの普通は描ききれないよね!
スーラが普通じゃないんだから!
とにかく人間味あふれるゴッホが可愛く思えるのでした。
ゴッホはひまわりだけじゃなくて、バラも描いてます。

ミュージアムショップも並ぶ
上野の森美術館のゴッホ展のショップは、当日チケットを持っている人だけ入れるようになっていました。
入場待ちは30分以上。
それを見て、やめました。
グッズはこちらでチェック。
オンラインショップ↓
https://grand-van-gogh.com/Cafe-Terrace-at-Night/merch/#merch_list
アムステルダムのゴッホ美術館にはプレイモービルのゴッホがいて、ちょっと心惹かれました。

大ゴッホ展、ゴッホの知らなかった一面を見れてとても良かったです。
来年は別の絵画をクレラー=ミュラー美術館が貸してくれるそうなので、また見に行きたくなりました!
でも、、、3000円か…!!
く、苦しいけど。。。
みんな、日本人の文化活動を守るために課金しよ〜