なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

時を越える氷河の世界!Matterhorn Glacier Paradise マッターホルン・グレッシャー・パラダイス

標高3883mの展望台!グレッシャー・パラダイス

タイトルそのままですが、マッターホルン・グレッシャー・パラダイスはなんと富士山より高い標高3883mの位置するパノラマ展望台です。

ここはロープウェイで登った頂点の駅でもあります。展望台としてはヨーロッパで一番標高が高い場所にあるとのこと。

天気運が良ければ、マッターホルン(4478m)を展望できる最高地点です。

 

結論から言うと、何もかもが規格外!

「最の高!」なので、行っちゃいましょう!

 

スイス人も躊躇する高額チケット、マッターホルン・エクスプレス!

往復基本料金109スイスフラン〜(本日のレートで16,500円〜!)

スイスパス、ハーフフェアカードなどの半額割引でも54.5スイスフラン〜(8,250円〜!)

ひえ〜!目玉が飛び出る、夢の国もびっくり!

 

 

途中で乗り継ぎながら、展望台駅まで約40分。

まずは小さなゴンドラから。

 

スタートからマッターホルンがチラ見え!

 

言ってきま〜す。緑が眩しい!

 

ぐんぐん登ります!

 

一度いなくなったマッターホルンが…

 

目の前に再登場!

マッターホルンを正面にしながら、方向転換の途中駅です。ここで一度扉が開くので、途中下車して撮影してもOK!

そのまま乗り続けることもできます。乗り換え不要で回れ左!

 

降りて景色を楽しんでいる人たちがいました。

窓が開くので、乗ったままでも最高のフォトスポットです!

MATTERHORN!

「おおおおお〜!」

すごすぎて変な声しか出ない。

これこそマッターホルン。切り立った壁のような傾斜。剣先のような頂上。

他の山々から少し距離を置いてそびえ立つ姿は孤高の美しさがあります。

 

そういえば、いつの間にか木々の姿が見えません。

木が育たない標高の森林限界まで来ていたのです。

今回はこのマッターホルンに一度正面から向かっていくようなルートでしたが、季節でルートが変わるようです。

 

人間の歴史より長く、凍り続けている氷河の世界

さてさて、森林限界…そう言っている間にも、ほとんど緑色がなくなってきました。

 

白濁した雪解け水が流れるエリアを超えて、最後の巨大ゴンドラに乗り換えです。

 

すると、なんと言うことでしょう!

 

だんだん景色が白くなってきたと思ったら、急激に氷河の世界に突入しました。

眼下に広がる厚く重なる氷の世界。

今まで見たことがないものが目の前に現れて言葉を失いました。


寒くなってきたのでしっかり上着とストールを着用。Zermattの街は30℃越えの日です。

ああ、そして、誰が氷河の山にロープウェイ作ろうと思ったの!?

 

あれが頂上駅!

信じられない。スイスの技術力の高さに脱帽です。

 

グレッシャー・パラダイス展望台へ

ロープウェイを降りるとなんだかふわふわします。

乗り物酔いかと思ったけれど、高山病の気配もあるかもしれません。

 

展望台までの階段。

一段一段が重い。酸素の薄さを実感します。

 

頂上です。丸く雪を被ったブライトホルン(4164m)側が快晴です!

 

美しい。。。

ん?

ちょっと待って…

よく見ると…

人がいる!!

隊列組んで登ってる!!すごい〜。

 

マッターホルン側はあいにくの雲で、わずかに納めた姿がこちらです。

 

お土産売り場や展望レストランもあり、外に出ることもできます。雲が近い。

 

 

左の黒い建物がソーラーパネル付きの展望レストラン。

ショップやトイレ(有料)などもあります。

右上が展望台ですね。高低差がありますが、エレベーターで移動することができます。

 

マッターホルンのショップグッズは北欧デザインっぽい感じでとても素敵でした。

色々売っているのでお土産におすすめです。

 

 

このゴンドラについているロゴマークがデザインされたグッズが多かったです。かわいい。

私が行った時はとても人が少なかったので、ゴンドラもすぐに乗れましたが、繁忙期は混雑することもあるようです。ファストパスのレーンがありました。

 

帰り道もやっぱりすごい、マッターホルン

それにしても氷河って初めて見て感動しました。アイスエイジって映画をタイトルだけ思い出しました。内容が全然思い出せません。

 

乗り換えの駅で寄り道してみました。

ここでも2939m。ちょっとの坂道で足がず〜んと重くなり、息が切れます。

しっかり息を吐きながら、ゆっくり歩きました。

行きのローウウェイの時よりも雲が大きくなっています。

 

遠景も素晴らしいけれど、足元も近づいて見ると全ての石がキラキラ光っていて、かわいい高山植物も咲いていました。

 

ふと見上げると、何か動いています。

あれは…どうやらアイベックス!

アルプスに生息する山羊の一種で、スイスを代表する野生動物の一つです。出会えるなんてラッキー!

オスは成長すると角も大きく太く立派になっていくそうです。

 

スイス人からも「え?行ったの?チケット高いんでしょ?」って聞かれるぐらいでしたが、ハーフフェアカード(半額カード)の威力を存分に使うことができましたし、迫力、スリル、冒険、ロマン、こんなに素晴らしい経験をしたならば、夢の国より高くても納得です。

 

スイス滞在の中で、最後の方まで気持ちの踏ん切りがつかなかったけど(高いから)、思い切って行ってよかった。

 

スイスはどの街に行っても魅力がいっぱいであまり知られていないのがもったいないと思っていましたが、ここに来てしまったら、「アルプスの山に一度は行くべき!」と言ってしまうと思います。

 

一生に一度は行きたい絶景です。是非。