ステンドグラス風のシールを着色されたのりで作ることができるグラスデコ。子どもたちに人気の商品です。
悩みに悩んだ末、一番メジャーっぽいヤマトのグラスデコセットを購入しました。
「アラビックヤマトのり」のヤマト…ですよね?
子どもの頃はまだこんな商品なかったと思いますが、ヤマトのりを下敷きの上にとろりと垂らして固めて、そこにマジックペンで絵を描いて宝物にしていたことを思い出しました。
ヤマトのりだと綺麗な透明なフィルムみたいになって、木工用ボンドは乳白色の半透明になるんですよね。
グラスデコは100円ショップやコストコにも同様の商品が売っています。
100円ショップでは一色ずつバラ売りで。コストコでは着色するだけでキーホルダー用のモチーフが完成する金縁のプレートも入っています。コストコの方が図案集も可愛いような印象です。
ヤマトのグラスデコにも図案は入っているのですが、、、
センス、、、昭和っぽい!
キットの内容
・縁取り用黒ボトル 40ml 2本
・縁取り兼用金色 22ml 2本
・その他の絵の具ボトル 22ml 12色各1本 そのうちラメ入りが3色
・フィルムシート 5枚
・下絵集
・作品例
・替ノズル 2個
とりあえず、すぐ作れるキットはありがたいですよね。
よく使うと思われる縁取り用の黒はボトルも大きく2本入っています。
こちらが金色。ベージュっぽく見えますが、乾くと金色になります。
節約でしょうか、22mlの基本色はラベルが全部一緒です。ラベルに何色か書いていないので、普通の絵の具セットなどに比べてわかりにくい。
ラメ入りだけは、「SPARKLE」と表記がありますが、とてもわかりにくいです。ターナーやサクラなど、各種絵の具メーカーに比べると、わかりやすさ、使いやすさのこだわりは感じられません。
白黒ゴールド以外の色絵の具は乾くと透明になるので、ボトルに入っている時の色はそもそもとっても紛らわしいし、乾いたときにどんな色になるか、参考になる印が欲しいなと思いました。
そこで、とりあえずケースに印をつけておくことにしました。
色の参考になるだけでなく、元の場所に戻しやすい仕組みです。
初グラスデコ
黒は縁取り用なので、ねっとりしていて線を引くのに向いています。
下書きの上にフィルムを重ねて描くといいのですが、フリーハンドで描くのも楽しいと思います。単純な形になるようにした方がいいです。細い線だけで独立するような図案は千切れやすく、向いていません。
このサクラだと、肥立したの飛び出した蕾部分があやしいです。
1時間ほど乾かした方が良いそうです。
色を塗る。
ピンクっぽくしたいと思って混ぜてみました。
先に言っておくと、この初グラスデコ ・桜は出来としては30点ぐらいの仕上がりになります。
色を混ぜたり伸ばしたりするのにつまようじを使いました。
雄しべ雌しべ部分を描こうと黄色を使いましたが、色絵の具はとても柔らかくて液状なので、どんどん色が広がって変な感じ。
「なんやこれ。」と思いながらも乾かします。
乾かし時間は約8時間と書いてありましたが、ぶ厚めに塗った場合は少なくとも一晩しっかり乾かした方がいいです。24時間乾かしてもいいぐらいだと感じました。
しっかり乾きました。
黒と白以外は透明になりました。黄色はどこに行ったのかわからなくなりました。
フィルムから剥がします。少しずつそーっと。冷蔵庫に入れると剥がしやすいそうです。
冷やすと剥がしやすい分、冷たいガラスにくっつきにくくなるということもあります。
そんな時は手のぬくもりをそっと伝えるように貼っていくと、シールが柔らかくなって粘着力が高くなります。温めすぎるとドロドロになるらしいので、車の窓ガラスや直射日光の当たる場所は避けたほうが良さそうです。
ガラス窓に貼ってみました。
左下の蕾は予想通り千切れて別の蕾にくっついています。
白と混ぜたにも関わらず、赤色が強い仕上がりになってしまいました。
桜より、紅梅や椿の方が赤色を上手くいかせそうです。
抽象的なシールを作る
そもそも、透明に色が変わるガラス絵の具は、仕上がりの色を予想して使うのが非常に難しい!そこで、仕上がりの色が逆に楽しみになる遊び方をしてみたいと思います。
いろんな形、いろんな模様のシールを作ってみることにしました。
ぐしゃぐしゃっと色を重ねてみる。
爪楊枝で引っ掻いて模様を作る。
色を増やすもよし。
へらやペインティングナイフで絵の具を軽く伸ばし混ぜ、抽象的な絵にする。
このまま乾けばパステルカラーでとてもかわいいのですが、色絵の具は透明に変わります。
どんなふうに変化するのか、実験の気持ちで楽しみましょう。
翌日。
一晩乾かしました。
表面は乾いていますが、あやしい。
フィルムの裏側を見ると、うっすら白いのたおわかりいただけるでしょうか。
かなり分厚く塗ったので仕方ないです。
もう一日待つことにしました。
透明になった!
光で透けるガラスに貼ると綺麗ですね。
スマホケースに貼るのもいいかも。
タブレットにたくさん貼っておしゃれになった、、、かな?
色を伸ばして作った薄いシール。海をイメージ。
空き瓶に巻きつけてみました。
光に透かすと綺麗だな〜。
海の生き物シールを作って重ねて貼るのもいいかもね!
薄く作るとくしゃくしゃになりやすく、お互いにくっつきやすいので、あっという間にこんな感じになってしまうことも。難しい!
大人も楽しいグラスデコ
グラスデコは大人こそハマるという人もいるはず。
ちょっと大人っぽい図案にもチャレンジしたいですよね!
ツバメの絵を描いてみました。
細かい線がプツプツ切れて描かれていますが、中に入れる色でしっかり繋げば問題なしです。
透明になる絵の具を使えば、多少線の上に重なっても乾けば下の黒色が透けて見えてきます。
あ、色塗り作業の写真を撮り忘れました。。。
という訳で、あっと言う間に出来上がり!
気に入ったのでトイレの小窓に貼っておくことにしました。
かわいい!
何か他にいいアイデアがあれば、また試してみたいです!