本日、7月17日は本当だったら祇園祭の日だったのですよね。
正確に言うと、山鉾が出ないだけで神事の一部は行われているようですが、これまでの雅な山鉾巡業がなくなり、見学者も少ない様子。関係者が静かに行進する異例の年となったそうです。
…それはそれで見てみたい。
東京も浅草のお祭りもなくなり、
花火もなく寂しいですね。
色んなお祭りがありますが、去年見に行った水止舞は不思議なお祭りでした。
雨乞いと雨止めを一緒にする不思議なお祭り。舞が始まると必ず雨が止むと言う伝説もあるようです。私が見に行った時も、雨乞いの時間は雨が降っていて、舞が始まると止みました。
このことを、寺の近所が地元という人に言うと、「あ、本当に?不思議と止むって聞くんだよね。」と言っていました。
このお祭りも今年は中止になったとのことです。
雨も全然止みません。
各地で水害が起こっている今年の梅雨。
関係者の方々はこんな時に雨止舞ができないことに歯がゆさを感じていらっしゃるかもしれません。
祇園祭の人混みに比べたら、全然ソーシャルディスタンス取れそうなお祭りですが、舞やお囃子は相当練習が必要そうだし、当日のコロナ対策だけではどうしようもないものがありますね。
全国のお祭りが、たった一年後継できなかったせいでなくなってしまうということも出てくるかもしれません。
私が育った街は神社も寺もなく、伝統も伝承もないニュータウンでした。
だからこそ、ちょっとした憧れもあるのですが、祭を継承してきた人たちの気持ちはどんなだろうと思います。
こんな時だからこそ神仏とともにあることを改めて考えるきっかけにもなるだろうし、形のないものを伝える難しさを感じました。きっと、
来年は、また各地でお祭りができますように。