なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

子どもたちの姿を見てほしい!(または見たいというご要望にお応えして…)

 

ご要望にお応えして

 

Faccebookでの写真公開って個人情報保護的にどうなの?という話を前回しました。 

www.ma-naru.com

 SNSに写真を載せたい施設は、楽しそうな子どもたちの生活の様子を保護者に届けたい、という気持ちが強いのだと思います。

 

また、保護者から、「子どもたちの様子を写真で見たい!報告してほしい!」という強い要望があるかもしれません。

 

最近の保育園はネットの鍵付きフォトアルバムや写真代行販売を利用しているところも多く、「学童でもやってほしい。」という声があるのです。

 

小学校でも廊下に貼り出して注文する写真販売っていまだにありますものね。

 

調べるといろんなサイトがあるんですね。

写真販売だけでなく、カメラマン派遣もしてくれたり。


サイトが多すぎて選ぶのが難しい。

 

やはりセキュリティがしっかりしているサイトを選びたい!でも私、ITは得意じゃないから「SSL暗号化」とか「認証キー」とかちょっとよくわからない。

 

そこで、この一点に絞りました。

 

プライバシーマークを取得しているか

 

プライバシーマークとはこういうやつです。

f:id:ma_naru:20181004223515p:plain

PiはPersonal Information(個人情報)をロゴ化したもの。

さらにPはPrivacy、Protectの頭文字でもある、ということで、「P」を象徴的に見せるデザインになっているそうです。

 

このマークを使うには審査の上、登録が必要です。

個人情報について適切な保護処置を講ずる体制を整えている事業者を評価している、ということを示すマークです。

 

JISマークの個人情報保護バージョンですね。

 

Pマークを取得し、何らかの場所で使用する場合、例えばウェブサイトや出版物にこのマークを使う時にはマークの下に登録番号を記します。

 

 

今回はこれが簡単に見えるところにあった、2社だけ紹介します。

 

フォトパーク

事業者は無料で利用できます。

事業者は写真をアップして、アルバムの暗証番号を見せたい人に教えます。

アルバム公開の期間を決められることと、アルバムごとのパスワードがあることで、継続的に利用する場合も安心感があります。

photo-park.info

 

 

スナップスナップ

プロカメラマンに撮ってもらった写真を共有し購入することができるサイトです。

複数名で映った写真から自分の子だけ切り取るなど、プリント範囲の調整が無料でできます。

snapsnap.jp

 

Pマーク取得しています。と書いているもののマークも登録番号も載せていなかったところは念のため、省きました。

 

f:id:ma_naru:20181004232116j:plain

なる子だったらどれ使う?

私だったら、どれも使いません。

 

使いたくない主な理由は3つです。

 

・アップロードするだけ、という手間と時間

・保育系の職員はパソコンに苦手意識がある人が多い。

・どんなにサイトのセキュリティがしっかりしていても、写真を扱う現場が素人

 

 

以前働いていた保育園で、写真販売代行サービスを利用していました。

保護者の要望に応える為です。

 

保育園によっては保育の途中で中間報告が写真付きメールで送られてくるところもあります。

 

親だったら嬉しいでしょう。仕事の合間のオアシス!

 

私はそんな話を聞くと、「手間がかかるな!」ということと、「その作業している間、保育手薄になってないかな?心配!」と思います。

 

それでも保護者のために頑張るわけですが、私が務めていた保育園の現場は、パソコンを使える人が、ほとんどいなかったのです。

 

本当に2人ぐらいがやっと写真のアップロードの方法がわかる、と言った具合でした。

 

「これ、続けるの、誰がやるの?」と引き継ぎの時に心配になりました。その後どうなったかは知りません。保育の現場はこのブログを読んでいる方々が引くぐらい機械音痴な人が多いのです。

新しく買った掃除機を二人掛かりで組み立てようとして、「できない!」と困っている人たちを見たことがあります。

そもそも説明書を読むことが苦手なのです。

 

断っておきますが、そんな人たちでも子供の扱いはプロだな…と感心することだらけです。

適材適所ですから、パソコンは得意な人がやればいい…のですが…

 

大量の写真を扱う作業は、写真の選別など、大事な部分のチェックが偏る、という問題点があります。写真担当なるものが園などで存在することがあります。

 

実際、写真選別担当の人の選んだものを見て、「ぎゃ〜」と叫びたくなったことがあります。

可愛く笑顔で写っているものを選んでいたつもりなのでしょうが、女児のパンツが丸見えだったり、笑顔のアップの後ろで、鼻くそほじっている子がしっかり見切れていたり。

 

親が自分の子の写真を撮って個人的なアルバムにするには構わないことだろうと思いますが、少なくとも数家族が共有して見るものだ、という視点から判断すると、「公開NG!」と思うものが混じっていたりします。

 

ここがヒューマンエラーの問題です。

 

 

最後に、Pマークは一つの信頼基準として、私のような単純な人間にはありがたいものですが、Pマーク持っていることが絶対ではない、ということも念押ししておかなければいけません。

 

一番大切なこと

いい写真をたくさん撮ること、サイトにアップすること、より大切なこと、現場は忘れないで優先順位をつけて欲しい。

その上で、できないことは「やめる勇気」を!!

 

あ、でも、全く見えない保育園や学童よりちょっとは見えた方がいいと思うので、そのことについてもまた書きまーす!

放課後系施設がSNSを使うことについて考える。

細々ブログやってます。なる子です。

 

台風について、書いた記事が、放課後児童クラブ系の方の目に留まったようで、Facebookでシェアしていただいたようです。ちょっとアクセス数が上がりました。

 

Facebookのアカウントは持ってはいるものの、最近は過疎化が進んでいる印象で、ブログとは切り離していたので、Facebook経由でアクセスが少し増えたのは意外でした。というか、盲点?

Facebookと連動させていないのは、なるべく友達に知られずにやってみたい、という気持ちもあり。)

 

そして、こんなこともなければ、結構多くの放課後系施設がFacebookのページを持っているんだ、ということに気づきませんでした。

 

そして、「ああ、こんな感じなんだ。」と驚きがたくさんあったので、SNSの使い方について、ちょっと考えてみたいと思います。

 

SNSページ開設の目的は?

ざっとスキミングして10件以上の放課後児童クラブ・学童のFacebookページを開いてみました。

 

ほとんどのところで、日々の活動の様子を写真付きで報告するような内容でした。

少数派ながら、事務的な告知内容を知らせることにとどめたページもありました。

 

Facebookページ自体を否定する訳ではないのですが、どういう目的でSNSページを開設するのか、運営側はよく考えておかなければいけないと思うのです。

 

私が今回見た印象として、考えられる目的は以下の3つです。

 

・施設の宣伝と児童獲得

・保護者向け活動報告

・事務的なお知らせのツール

 

 

民間の学童は、児童獲得、という目的があるかもしれません。

また、保護者の方々に月一回のお便りだけではなくもっと沢山の写真を見てもらいたい、もしくは保護者からもっと学童での様子を知りたい、という要望があるのかもしれません。

 

 

 でも、まさか、とは思いますが、

 

なんとなく、現代社会においていかれないように、、、という軽い気持ちでページ作っていないかな?という心配もあります。

 

本当に運営陣でよく考えて作りましたか?

職員の誰かの趣味や、若い人たちの意見に流されて、「新しいことはわからないから、任せるよ」と責任放棄していませんか?

 

とっても、とっても心配になります。

 

なぜかと言うと、個人情報保護の問題があるからです。

 

写真を載せるということ

写真を載せている学童はとても沢山ありました。

さすがに児童の名前を出しているところはないようでしたが、写真の載せ方にはいろんなパターンがありました。

 

①とにかく笑顔いっぱい!色んな角度からのかわいい写真がたくさん!

②活動の様子が伝わる遠景写真(顔認識できないくらいの)、もしくは顔が見えないよう背後から撮った写真

③子どもたちの顔には全て、スタンプかモザイク

④子どもたちの顔にモザイクありの子となしの子がいる

 

子どもを預かる施設で働く人たちに知ってもらいたいこと。

 それは、写真を載せるということとは、個人情報を公開しているということです。

 

②と③の施設は個人情報保護の観点から、絶対に顔出ししない、という意思が見えます。

④の施設は、写真を顔出しでインターネット公開することに保護者から同意をもらっている子はモザイクなし、同意がなかった場合にはモザイクを入れている、と考えられます。

 

心配になるのは①

考えられることとしては

A・保護者全員から同意をもらっている

B・保護者から同意をもらっている児童しか載せない

C・無断でじゃんじゃか掲載している

 

もし、Cなら問題あり、と思います。

あんまり気にしない人もいるのかもしれませんが、顔出し公開は「顔」「所属」の2点を世界に公開していることになるのです。

 

その辺りを理解して写真掲載しているのか。よ〜く、よ〜く、考えてほしいのです。

 

仮に、Aの保護者全員から同意をもらっている、という、とてもオープンな地域であるという設定にしておきましょう。

 

それでも、気になった点をいくつか挙げていきます。

 

①携帯アップロード

え?誰の?

その携帯にはアップロードした写真以外にどんな写真が入っているのですか?

怖いです。

 

②何年も前の写真が残っている

もう在籍していない児童の写真も残っているのではないでしょうか。

許可をもらって掲載したものも、期限を決めて消去していくべきです。

 

③屋外活動の写真で一般の人の顔がバッチリ写っている

 施設の名前を出して掲載しているのですから気をつけたいところです。

 

④児童の水着の写真

水遊びか、川遊びの時のものなのでしょう。

一緒に親しげに職員も写っています。

自分の関係者だったら、これを掲載した職員を呼び出して説教です。

 

個人情報保護の問題だけでなく、子供の人権問題にも発展しかねないと思います。

 

職員と児童、保護者の関係がしっかりできていて、家族のような関係であるということは充分ありうることですから、一方的に批判はできないところもありますが、そういう風にも受け取られるのだ、ということを職員は重々理解しておかなければいけないと思います。

 

 そんなこんなで、私個人の意見としては、そもそも放課後の施設のSNSの活用は必要ないかな、と思います。

古臭いと言われても、なし、です。

 

「もっと写真が欲しい、見たい!」と保護者から要望があったとしても、職員の仕事はカメラマンではない。もっと優先的にするべき仕事があるのです。

 

ネットの鍵付きアルバムサービスなどもあるので、次回はその辺りにも触れて見たいと思います。

台風が来た時の学校・放課後児童クラブの対応

台風大変でしたけれど、皆さんは大丈夫でしたか?

 

なるこは台風が来る前に、長靴を外に出して置いておきました。

泥で汚れていて、洗うのが面倒だなぁと思っていたのです。

絶好のチャンスです。

飛ばされたり、雨水が中にたまらないよう倒しておきます。

 

夜中にすごい風雨だったので、泥が雨に流されさぞかし綺麗になっているだろう。

 

そう期待して、台風一過の朝、雨戸を開ける。

 

…何も変わってないじゃないか!!

 

ズボラで天才的なアイデアは、机上の空論でした。

 

 

台風でも出勤しなくちゃいけないの?

温暖化が進むと台風の威力が増す。

そんなことを誰かが言っていたような気がします。

 

出典不明なので、信用しないでください。

 

知ったかぶりな台詞を言った後に、「知らんけど。」と文末につけるのが関西人。と言うのはよく聞く話。

東京風に翻訳すると、「違ってたらごめん!」「聞いた話なんだけど!」と文頭に来るのが、東京人。かな〜?

 

台風の被害は毎年大きくなっているような気がします。

東京圏でも台風予想を受けて、9月30日(日)は、電車の本数を早めに減らし、早めの帰宅を促していました。

 

翌朝、10月1日(月)は都民の日。朝から首都圏の交通が遅延や運休で大混乱に陥ったことはニュースでも取り上げられました。

 

そこで毎回話題になるのが、

 

「そこまでして出勤しなくちゃいけないの?」

 

この日の電車はすし詰め状態。体調を悪くする人もいるし、イライラした人たちの怒号が飛び交う駅も。

 

世の中の大人は、

休めるんだったら休む。

時差出勤できるならそうする。

リモートワークが可能ならそうする。

 

ちょっとのことで、本当に移動が必要な人(医療関係の人とか)がスムーズに現場に向けるのではないかな、と思います。

 

今回のような台風時の学校の対応は?

・臨時休校

・一部休講する。例:3時間目からの授業とする。

・通常授業だが、安全を第一に時間をずらした登校を許可する。遅刻扱いにならない。

 

私の知っている対応はこのような感じです。

安全第一ですものね。

 

こんな時、保護者の仕事が融通の利くものだったらいいのですが、そう言うわけにもいかない、と言うこともあります。

 

お子さんをどうすればいいか、困っちゃいますよね。

 

両親とも仕事をしているご家庭は、だいたい放課後児童クラブ(学童保育)などに在籍していると思います。

災害などの緊急時、放課後児童クラブ(学童)は最大のできることで対応しています。

休校、休講の場合、朝8時ぐらいから臨時開室をし、お子さんを預かる、と言う対応をしているところは少なくありません。

 

放課後クラブの職員は地域に住んでいる人、というイメージが多いですが、民間委託が進み、遠方から通勤している人も多くなってきました。

 

2時間くらいかけて出勤している人も少なくないのです。

8時に開室しようと思うと、着いてから解鍵や準備の時間も必要なので、朝5時半くらいに家を出る計算です。

 

台風などで電車のダイヤが乱れると、とてもじゃないですが早めに家を出ても間に合いません。危険も伴います。

 

もちろん徒歩圏内に職員が住んでいれば、その職員に朝一の対応を託すのですが、そうでない場合は、どうなるかわからない学校の判断に備えて、前日に現場の近くのホテルに宿泊して備えることもあります。

 

だいたいどこの学童も低予算で運営していますので、結構な出費だと思います。

 

大雪の時も同様です。

どんな時にでも働きに出なくてはいけない親がいる限り、先回りして子どもたちを迎え入れる準備をしているのです。

 

都民の日はそもそも学校休みでした

さて、10月1日(月)は都民の日でした。

都内の公立の学校はそもそも学校休業日だったのです!(一部例外除く)

 

都立高校の子で普段は電車通学の子は、あの混雑に巻き込まれなかったのではないでしょうか。良かったね!ラッキーだったね!

真面目な子は「遅刻したくない!」と思って無理しちゃいますものね。

 

都民の日、都内の公立の放課後児童クラブ(学童)は予定通り、朝からお子さんを迎え入れていたようですよ。

 

都民の日、社会人になると関係ないですからね〜。

 

 気候で体調が変わる話はこちら↓

www.ma-naru.com

 

以上、台風の話でした。

 

そういえば、1日の朝、スーツケース持った家族が、混雑した電車に乗れず、扉の前で呆然と青ざめていたけれど、大丈夫だったのかなあ。

 

躾って言うけど、具体的にどうするの?

赤ちゃんの時は必死に調べる。相手が宇宙人だから。

どうして泣いているの?

どうして欲しいの?

 

いやいや期はどう乗り越えればいいかしら?

 

相手との言語での意思疎通が難しいから、一生懸命調べませんでしたか?

 

幼児期を対象にしたノウハウってかなりたくさん世の中に出回っているような気がします。

ブログでもインスタ漫画でも赤ちゃん漫画ってとっても多い。

 

きっと共感できる部分も多くて、心が軽くなるし、情報共有という点でも、とても価値があると思います。

私は育児漫画大好きで、いっぱいフォローしています。独身だけど。笑

 

小学生期に入ると、このノウハウって途端に難しくなるような気がします。

隣人の子は隣人の子。うちの子はうちの子。

子どもの心の多様化はもっとはっきりしてきます。

一般論で語るのが難しいのです。

 

子どもと意思の疎通が言葉で十分できるようになってくると、コミュニケーションが楽になる一方、お互いにわかったような錯覚を起こしてしまう、ということがあります。

 

 子どもに対して、「当然わかっている、知っているでしょう?」と期待してしまうということがあるのではないでしょうか。

 

アンガーマネジメントの話はまた今度したいと思いますが、怒りという感情は単独では存在しません。

その根底にある別の感情が起因して、コップの水が溢れるように、限界を超えると怒りに変わるのです。

 

つい、強い言葉で怒ってしまったりするのは、子どもに対して期待してしまうから、裏切られた、という思いが溢れてしまうのですね。

 

また、いい子に育ってほしい!という思いから、赤ちゃんの頃と同様に、あれやこれや口や手を出しすぎちゃう、ということもあります。

 

子どもは一人の人格ですから、思い通りのコントロールはできません。

 

怒らない、褒めて伸ばす

叱ることは時と場合によっては必要なことかな、と思っています。叱るというのは「ダメなものはダメ。」と教えることだと思っています。

一方、「怒る」というのは感情に任せて、強制的に相手を動かそう、ということです。無理矢理なことはどこかで歪みが生じます。

褒めて伸ばす、なんて言葉も100万年くらい言われ続けているように聞こえます。褒める、というのも実はちょっぴり技術のいることだったりします。

 

具体的にどうするの?というヒントは、やっぱりプロから盗むのが手っ取り早いな、と思います。

読んでみて、良かったな、と思うのは「子どもの心のコーチング」という本です。

 


子どもの心のコーチング―一人で考え、一人でできる子の育て方 (PHP文庫)

 

世話を焼きすぎて、自立できない子に育っていないか?自分で考え、自分で行動できる「生きる力」をつけるサポートを親がしましょう、という本です。

10年くらい前の本ですが、コーチングの技術を応用して、子どもの本来持っている能力を引き出していく、というのが本筋です。

 

スポーツの世界でも、昭和的スポ根ではなく、自主的に能力を引きださせる、コーチングは注目されていますよね。一般企業の社内コミュニケーションでもコーチングを採用しているところはありますし、サラリーマン向けにコーチング本はたくさん出版されています。

 

この本の根底にはアドラー心理学の要素もあるかな?と感じました。

 

取り上げられているエピソードは、まあ、ちょっと上手くいきすぎていて、「オタクのお子さんは物分かりがいいから。」とケチをつけたくもなりますが、使える技術はたくさんあると思います。

 

子どもの心の理解というのは、主に年齢に伴う発達の過程によって全く違います。

 

なので、未就学のお子さんをお持ちの方が読んでも、しっくりこないと思います。

完全に小学生向けです。思春期前の。

 

小学生のお子さんをお持ちのご家庭や、放課後事業の施設で指導員をされている方々にオススメです。

 

保育園と学童保育は全く違う

違う点はいっぱいありますが、「保育園に比べて、学童保育(放課後児童クラブ)は何もやってくれない。」というのが、保護者側から見た印象なのではないか、と思います。

 

私は小学生に上がるお子さんをお持ちのご家庭には、「保育園と学童保育は全く別物です。子どもの発達段階に合わせて、対応ががらりと変わるからです。保育園はお子さんのお世話をする場所。学童保育は、お子さんが自立に向かって成長する過渡期を過ごす場所で、指導員はそのサポートでしかありません。」と説明します。

 

ヘルプではなく、サポート!

 

3月31日と4月1日で全く違う、というのは子どもたちも戸惑いますから、なるべくスムーズに移行するよう、もちろん現場では配慮しているわけですが。

子どもたちの柔軟性、順応性に比べると大人はその時間がかかるので、最初の説明できっぱりはっきり「違います。」と宣言するのです。

 

「何にもしない」のではなく「何もしないをやっている。」と私は言っています。

優しい新人アルバイトさんは、ついお世話をしてしまいます。ランドセルを持ってあげたり、靴ひもを結んであげたり。過度に喧嘩の仲裁に入ったり。「子どもができそうなことは、手を出さないでください。」とお願いしています。

 

付け加えると、「どうしたの?」とか「〇〇さんはどんな気持ち?」「どうすればいいと思う?」などの声かけは積極的にやってください、とお願いしています。

f:id:ma_naru:20180926004628j:plain

子どもの心に耳を傾けてあげること。子どもは、心に答えを持っている。

多少の口喧嘩やトラブルも子どもたちは自分たちで解決する力を持っているので、その経過を見守っているだけです。どうしても必要だな、と思うときにはしっかり話を聞いて、サポートします。

 

タイトルに使いましたが、躾っていう言葉は、私はほとんど使わない言葉です。調教っぽいイメージがあって好きじゃないです。規律やマナーも必要だと思うことは子どもたちは自分の力で身につけることができます。

 

子どもたちが、小さな人間社会の中で「生きる力」を身につける。

 

大人はそのサポート役と思っています。

この手帳に出会ってから7年、他のに変えるなんて考えられない

今週のお題「わたしの手帳術」

使いやすすぎて、他のに変えるなんて考えられない。

そんな手帳に出会ってから、7年。

 

そもそも私、「手帳持たない派」でした。

 

今思えば、手帳でスケジュール管理しなければいけないほどの生活をしていなかったのです。大事な用事も、頭の中で覚えておけばいいし。

友達からのお誘いとかも、メールとか見返せば確認できるので、特に必要ないな、と思っていたのです。

 

学生の頃はファンシーな手帳を買ったり、無印の手帳にイラストを書いたりして可愛くデコレーションしたり、手帳としての役割より、手帳を使っている風の私、の方が大事だったのでしょう。

その後もどこかで無料でもらえる手帳を使ったりもしましたが、そんなに書き込むこともなく、「手帳いらないな。」としばらく持たない日々が続きました。

 

手帳がないとまずい、と思ったのは、フルタイムの仕事を始めた時でした。

慣れない業務に日々追われるように仕事をしていた時、とりあえず買った、季節落ちで安くなっていたファンシー手帳。下っ端とは言え、行政の方々(オトナ)と打ち合わせなんかもあるのに、「ファンシーな手帳はないだろう」と自分でツッコミを入れていました。

 

1年目は本当にお金がなかったので、1円でもケチりたい状況だったのです。

 

下手すると手帳って無料でもらえたりします。厳密には無料ではなくて、何かを買ったらもらえる。といった類のものです。

 

母はいつもFANCELの手帳を使っています。季節限定で商品を買うともらえるそうです。

 

私の友人は帝国ホテルの常連で、年末になると黒の表紙に帝国ホテルの箔押しが入った縦長のミニ手帳を貰うそうで、「使いやすい」と言って毎年使っています。

実は一度、私も貰ったのです。ただ友人に帝国ホテルのレストランでお夕飯をご馳走になっただけなのですが、「今年もありがとうございました。」的な感じでスタッフの方が持ってこられて、私もついでにもらっちゃったのです。

 

ラッキー。

 

だけど、結局1ページも使用することなく、1年が過ぎ、断捨離の対象になってしまいました。

(ああ、帝国ホテルさん、友人、ごめんなさい)

 

なぜなら、もう出会ってしまっていたからです。

自分にぴったりの手帳と。

 

ここまで読んでくださりありがとうございます。

超ドケチの私が、毎年1700円(税抜き)も出して買っている手帳を、ついに発表する時が来ました。

 

 

今年もこの手帳、これ以外の選択肢ない

それが『ES DIARY』(エイ出版社です。

f:id:ma_naru:20180925153638j:plain

 

バーチカルとかウィークリーとか見開き1ヶ月とかサイズもB5の大きいものもありのですが、いくつか試した結果、

「B6変 見開き1ヶ月+方眼ノート【4月始まり】」のタイプが最強

と言う結論に達しました。

 


手帳 2019 スケジュール帳 【名入れ 無料】【手帳 2019年】 エイ ステーショナリー ES ダイアリー B6変形 見開き1ヶ月 ノート


ESダイアリー2019 1月始まり B6変 見開き1ヶ月+ノート ネイビー ([日記・手帳])

 

このシリーズ最強と思う理由

①見開き1ヶ月のシンプルで飽きのこないデザイン

 

見開き1ヶ月にしたのは、アポイントが必要な仕事は少ないものの、月間や年間スケジュールのイメージは持っておきたい、そんな業務内容なので、私に合っていたのです。ウィークリーも使ってみましたが、小刻みすぎて、どこを開けば良いかわからなくなり、使わないページも出てきて、勿体無い、と感じました。

 

「見開き1ヶ月」は巻頭に1年分の月間カレンダーがあり、まとまっている。

しかも、1日分のマスがギリギリまで大きく取ってあって、書き込みやすい。おしゃれだけど、祝日などをしっかり日本語で書いてくれている。

さらに、自分で書き込めるTo Do リストがあって、これが結構いい仕事をしてくれる。

とにかく無駄がない。

クリームっぽい紙も落ち着いた色味で、どんなボールペン、鉛筆でも書きやすい。

つまり最強なんです。

 

②かつ機能的

開くとフラットになる素晴らしい製本。ページが戻ってきたりしないので書きやすい。

スピン(栞になる紐)が色違いで2本、カレンダーページとメモページの両方に使える。

つまり最強!

 

③コンパクトなB6変

もうこのサイズ以外考えられない。

どんなカバンにも大体入るコンパクトさ。

B6変と言う謎のサイズだけれど、これがいい仕事をする。

カバーの内側をポケット替わりに使うことができる。

ちょうど、ハガキが入るサイズ

A4を2回折り畳めば入るサイズ。

f:id:ma_naru:20180925162051j:plain

④方眼メモ

このちょうど良いサイズは、方眼メモのページでもいい仕事をします。

仕事でもらった資料で、年間を通して確認するのに使いたいものとか工程表などは、A4の四分の一のサイズ(50パーセント縮小)にコピーして、貼り付けるのです。

 

老眼になったらきついかもしれないけれど、もう少し大きいA5サイズまでなら、見開きで貼り付けすればOK!

 

何より、手帳とメモ帳の2冊を持ち歩かなくて良くなったことが一番良い点です。

方眼ノートページは136ページもあるのです。

 

私くらいのメモ量なら、大体1年分です。

 

やっぱり最強!来年度もこれだわ。

 

ei-publishing.co.jp

 

この手帳の不満な点

いいことばっかり書きました。

不満はないのか?って思いますよね。

 

あります。不満

 

それは、売店舗が限られていることです!

 

私が使い始めたのは某地方都市在住の頃。

その時は、ふらっと入った本屋に売っていたので、どこでも売っている手帳だと思っていたのです。

 

ところが、都内に移住して、この手帳を買おうと街に出た時、なかなか見つからず途方に暮れました。

あちこちの手帳フェアに行ってみたものの、本当に見つからず、結局帰省した時に慌てて買ったこともあるぐらいです。

 

都内の大型書店には、別の大きな力が働いているんでしょうね。(勝手に陰謀説)

 

Amazonとか楽天とかで買えばいいのはわかっているのですが、一応、確認したいじゃないですか。今はもう、自分に一番合っていると思うタイプが一応確定していますが、サイズ感とか、ページの中身とか、手に取って再確認したいと思うんですよね。

 

手帳難民になった私が、最後に行き着いた奇跡のオアシスを紹介しておきます。

 

西武池袋本店12階、LOFTの手帳フェアーです。

 

私が知っている中で唯一、ESダイアリーを扱っていた場所です。

本当に充実したフェアーで、他にも色々ありますから、自分にぴったりのを探してみてくださいね!

 

「手帳術」と言うか、手帳の機能に助けられている、というお話でした。

バード川上先生が教える翼のしまい方が肩甲骨に効く話。あと東京の電車のシートが狭い。

 

子ども電話相談は夏の疲れた心の癒し

夏休み子ども科学電話相談」の聞き逃し配信も9月30日で終わってしまう。

 

この夏、どれだけの癒しをもらったことか。

 

特に、通勤時間に聴くのがいい。

朝の通勤ラッシュで押しつぶされそうになっても、かわいい子どもたちの「こんにちはー!」に、ふっと口元が緩んでしまう。

 

そうです。日本のサラリーマンには子ども電話相談が必要なのです。

 

話は変わりますが、私は、日本の首都をぐるぐる回っている緑の電車の1番空いている車両がどこか知っています。

 

教えません。

混んだら困るから。

 

空いていると言っても、必ずしもすぐにシートを確保できるとは限りません。第1段階で成功しなくても焦ってはいけない。段階的に席取り作戦を実行するのです。

長年培った鉄分多めの野生の勘と女の勘で、次の駅で降りそうな人の前のつり革をぐいっと引き寄せます。

 

この勘はそこそこいい線いっていると思います。

 

的中率は3割五分くらいでしょうか。プロ野球のバッターの打率と比べてもそこそこいいでしょう?

まあ、次の駅で降りなくても、数駅で降りてくれることがほとんどです。

 

自分が降りる駅まで座れなかった不幸は、一年のうち1回くらいなもんです。

 

そんなこんなで、やっと腰を降ろすのですが、、、

 

狭い。

 

いかにしてこのように狭いのか。

 

電車のシートのせいだった

地方出身者の私は、東京の人が平均的に背が高いような気はしていました。

女の子だって、モデル級やバレーボール選手級の長身の人がとても多い。

 

もしかしたら、男性も体の大きい人が多いのかもしれない。

電車のシートに座る人はぎゅうぎゅうです。

 

最近のロングシートバケットシートになっていて、くぼみがついているため、体の大きい人も小さい人も同じ幅しか用意されていません。

 

足を開いてどかっと座るおじさんが大嫌いなので、このバケットシートはありがたい。

でも大きい男性の横にはなるべく座りたくないのです。

 

肩が邪魔だからです。

 

やっぱり東京の人は大きいのかな。。。

そんなことを思いながら、肩をすぼめて座る毎日。

 

いや、おかしい。

地方都市在住だった時、女の美しさは姿勢からと教えられ、電車で座っている時も肩を後ろに下げて背筋を伸ばす努力をしていたもの。

 

なのに、東京の電車の中ではどうやっても背筋が伸びない。

座ると自然に背中が丸まってしまう。

肩が開かない。

 

もしや。。。。。このシート、狭いんじゃない?

 

と、調べたところ、以前住んでいて地域の電車の一人当たりの座席幅はだいたい470〜485mmとのこと。

対して首都圏内の主な路線は450mm!!狭いっ!!

 

なんとJIS規格では430mm以上あればいいってことで、2、3cmの違いに苦しんでいるのに5cmも狭くなったらもう通勤しているだけでエコノミー症候群になっちゃう!

 

大量のサラリーマンを効率よく運ぶための知恵なのでしょうか。

立っても座ってもすし詰めなのです。

 

バード川上先生が教える翼のしまい方

このような電車通勤の不快感を少しでも和らげる為に、ラジオは欠かせなくなってきました。

あと少し聴いてない放送回がありそうなので「子ども電話相談」はエコノミー症候群の私を9月いっぱい癒してくれそうです。

 

ヘビーリスナーの方はご存知でしょうけど、電話相談には名物先生が何人もいます。

 

その一人が鳥類学者川上和人先生です。

巷では「バード川上先生」と呼ばれているようです。

ダイナソー小林先生」とのやりとりが最高に楽しいのです。

 

その川上先生が、電話相談の中で、『鳥の翼の収め方』を説明してくれていたので、聴きながらやってみました。

 

①まっすぐ手を下ろす。

②ヒジの位置をそのままにして曲げる。

③手首を折りたたむように曲げる。

④そのままぐっと背中に入れる。

f:id:ma_naru:20180922222312j:plain

 

お、おおおお〜〜!これは〜〜!!

 

 

肩甲骨に、超・効く!

 

通勤電車で凝り固まった肩こりに効く!

 

川上先生、ありがとう!

 

どこまでも、「夏休み子ども科学電話相談」は私を癒してくれるのでした。

おしまい。

「引き取り・引き渡し訓練」は必要なのか?災害緊急時の引き取り代理人、誰にしてる?

9月1日は防災の日でした。

 

制定されたのは1960年ですが、9月1日とはもちろん、1923年(大正12年)の関東大震災にちなんだものです。

 

台風が多い、と言うのも一つの理由なのでそうです。

 

関東圏ではこの9月1日、交通機関が防災訓練を行っていたりしますよね。

 

他の地域でも12時にサイレンが鳴ったりと、自治体によって防災の日を意識しているようです。

 

9月1日と言えば、2学期の始業式の日、そこで各地の小学校では「引き取り訓練・引き渡し訓練」と言うものが同時に行われることがあります。

 

今年は9月の始まりが土日と重なったので、9月3日に実施が多いのではないでしょうか。今回は引き取り・引き渡し訓練についてです。

 

 

f:id:ma_naru:20180902115827j:plain

引き取り・引き渡し訓練のだいたいの流れ

①小学校で防災訓練が行われる。

 子どもたちは防災頭巾をかぶって、教室、校庭、体育館などで待機。

②お迎え要請のメールが配信される。

 もしくは事前に訓練の日時が知らされているのでその時間に指定された場所へ迎えに行く。できれば徒歩で。保護者も訓練のつもりで。

③保護者がお迎えに行く。

 小学校の職員と身分証明確認をし(保護者なら顔パスもあるかも)、引き取りのサインをして、帰宅する。

 

引き取り・引き渡し訓練の意味

お迎えに行かなくてはいけないこの訓練、「仕事もあるのに、行けるわけない!そもそも何の意味があるのよ!」と言う意見もあるのではないでしょうか。

 

学童教室や放課後教室でも、防災訓練を行うと、「学校でもやったし、もう飽きた!何の意味があるの!?」と言ってやりたがらない子は少なからずいます。

 

そんな時、こんな風に説明します。

「防災訓練をしているのは子どもだけではないの。先生たちも訓練をしています。大きな地震や火事は大人だって怖いです。でも、あなたたちを守る立場の私たちがパニックになるわけにはいきません。だから、体で覚えるために、何回も何回も訓練しています。」

 

防災訓練も、引き取り・引き渡し訓練も、実は先生たちの為。

しかし、なぜ先生たちが訓練するかと言うと、子どもたちを守る為だからです。

混乱に乗じた引き渡しミス(下手すると誘拐事件)が起きないよう、仕組みづくりもしているのです。

 

やらなくてもいいのかもしれない。

そもそも行っても行かなくてもいいのだから、判断は親がすればいいと思う。

親が来ても来なくても、学校の先生は真剣だし、訓練するのは楽ではないです。

日常と違うことをするのですから。

 

防災意識という点で、どう活用するか、どう意味を見出すかは親次第ですね。

 

引き取り・引き渡し訓練のメリット

学校の先生に顔を知ってもらう。

保護者同士の交流の場になる。

 

そして、何より子どもたちがホッと安心できるのではないかな、と思います。

特に低学年の子どもたちは、学校が始まって興奮状態だったり、夏休みの疲れが出ているのではないかなー、と思います。

お昼ぐらいに帰宅して、のんびりできたらいいな、と思います。

 

だから、訓練、という観点ではなかなか意味を見出せない人も、この9月の初めにお迎えが必要なイベントがあるなんて、よくできているなぁ、と思えば良いのです。

疲れた子どもにとって、のんびりできる自宅や親がいることは癒しです。

 

訓練に行けない

平日ですから、休みが取れないご家庭だってたくさんあります。

行きたくても行けないのですから仕方ありません。

鍵っ子や、学童の子どもたちは訓練後、集団下校になるようです。

集団下校も一つの訓練のようなものですから、

 

また、本当に災害になった時には、どんなに夜遅くなっても学校は待ってくれるはずです。

 

災害緊急時の引き取り代理人

災害緊急時の引き取り代理人を事前に登録しておくように言われているのではないでしょうか。

じいじ、ばあばを登録するご家庭は多いようです。せっかくなので、普段あまり学校に顔を出さないおじいちゃんおばあちゃんに引き取りに行ってもらうのもアリですね。

登録は親族・親戚であることを条件にしているところもありますが、「遠くの親戚より、頼れる隣人」という考え方のところもあります。

 

いざ、という時のために、頼れるママ友や近隣のご家庭を見つけておくと、本当に本当に頼りになります。なんだったら引き取り代理人はそう言う人を見つけるための良い口実です。

 

引っ越したばかり、とか、進学した小学校に同じ幼稚園・保育園の子がいない、などの状況のママは、本当に大変だと思う。まずは空欄でもいい。同じ小学校区でなくても誰かいないか。同じマンションや地域の町内会で頼れるご家庭はないか。入学後でもママ友を作るのは遅くない。PTAの係とか、授業参観で隣に立っている人に勇気を出して声をかけてみると、案外OKしてくれるかも。

 

特に近いお家で信頼できそうな人が見つかると、とても助かります。

ちょっと買い物に出ている間に、鍵を持っていない子どもが帰宅して来て、締め出されて困ってしまう。という時も、少しの間預かってもらえたりします。

 

そんなの昔のことでしょ、と言うなかれ。

 

日本はまだまだ平和で、親切で優しい人がたくさんいて、困った時は助け合いです。

 

最後に

久しぶりの登校、ドキドキしますね。

引き取りに行ける方も、行けない方も、帰宅したらたくさん子どもたちからお話を聞いてほしいな、と思います。

また楽しく学校に行ってくれると嬉しいですよね。

おまけ

夏休みに入る前に持って帰って来た防災頭巾を、9月の初登校日に持っていき、その日の訓練で持って帰ってくる…苦笑