なる子とマーナル☆

少女の心を忘れない、なる子とマーナル☆によるアート・旅行・キッズ応援ブログ

スイス・マッターホルンを目指せ!Zermatt ツェルマット!

マッターホルンを見に行こう!

ロケみつでサキちゃんがかわいいホテルに泊まってラクレット食べてたツェルマット!」

そうそう、エヴァンゲリオンあすかコスプレのさきちゃんが過酷な旅をする関西ローカル番組で…って誰がわかるねん、そのネタ!

 

ツェルマットに行くという話をした時に出てきた友人の反応ですが、友人の驚異的な記憶力にビビってます。ロケみつのブログ旅、私たちも見てたな〜。

 


 

当時もちょっとお高いスイスでしたが、今はもっと高くなっていますね。

 

さて、やっぱりスイスと言えばマッターホルンですよね!

スイスを代表する高級文具メーカー、カランダッシュの色鉛筆のケースにもマッターホルンの写真が採用されています。ちょっと高いですけど、お土産にもおすすめです!私は値段にビビって12色のタイプにしましたが購入しました。

 


 

 

やっぱり40色ぐらいにすればよかったかな〜、と少し後悔する気持ちもありますが、自宅にファーバーカステルの油性72色とダーウェントのウォーターカラー72色があるので自制しました。

 


 

 


 

 

脱線しました。マッターホルンを目指します。拠点となる町はツェルマットです。

 

最強の観光地!ツェルマット

熱波に包まれたバーゼルから逃げるように南へ。

スイスは南に行くほど涼しくなるのです。しかし、この日は流石のツェルマットも30℃…。あつ〜。ま、37℃のバーゼルに比べたらね。

 

さあ、ここがツェルマットの駅前です。スイスの主要駅からはBrig駅かVisp駅で乗り換えです。この路線、もうすでに登山電車でした。ぐんぐん登っていく感じにワクワクが止まりません!普通は1〜2泊すると思いますが、ハーフフェアトラベルカード持っていて、バーゼルから日帰りだと鉄道1日券がめちゃくちゃお得感あります。片道3時間以上かかるので、相当なハードスケジュールになりますけどね!

ツェルマットは山観光に振り切った町です。

その歴史は19世紀半ばにマッターホルン攻略ブームが巻き起こったことに端を発し、次々と宿屋が建てられ今に至ります。↓これはスイスで買った登山双六のリバイバル版。すごろくがあるくらい登山ブームだったんですね〜。このゲームについてはまた今度詳しく書こうと思います。

そうして元々は小さな農村だった場所が世界中から観光客がやってくる町になったのです。

現在、建っている建物はほぼホテルです。

この町はガソリン自動車の乗り入れは禁止されています。町を走る小さな車は電気自動車です。町中をびゅんびゅん走ってます。

 

もう一つ、移動手段があります。

馬車です。

駅前に待機する可愛い子たち。

たてがみを編み込んでいる子もいるの〜。可愛いですよね〜。

スイスで豪遊できるような人が乗るんでしょうね。

 

駅前からはちょこんとマッターホルンの先が見えています。

このままメインストリートをぐんぐん歩いて行きます。

 

日本人橋?

通称「日本人橋」と呼ばれている場所があると聞いてやってきました。

お察しの通り、日本人観光客が必ず訪れるフォトスポットです。

 

到着です!わ〜お!!

 

マッターホルン!!

 

想像以上の存在感なのです。

マッターホルンを見るまでの道のりでは、マッターホルンかもしれないような切り立った山々をいくつも見てきました。マッターホルンに出会ってもマッターホルンと言われないと気づけないかもしれない不安がありましたが杞憂でした。

 

マッターホルンは絶対にマッターホルンとわかるオーラがあります!

 

日本人橋に私以外の日本人はいませんでした。というか、この日、日本人観光客は他にいないんじゃないかと思うぐらい日本人にはすれ違わなかったです。コロナで観光客少なかったですからね。韓国人や中国人っぽい方々は何組か見かけました。

しかもこの川、しっかり護岸工事されていて、若干風情に欠けますね。日本の渓谷の温泉街みたい。川は滝のように流れが早く、雪解け水で水量も多い様子。雨が続くと荒れるのかもしれません。景観よりも観光地を守るための最善策なのかもしれないなぁ、なんて思ったりしました。知らんけど。

 

夜はチーズフォンデュラクレット

ツェルマットではやっぱりチーズフォンデュラクレットをいただくのがよろしいのではないでしょうか。日中30℃のこの日、チーズ料理はどうかと思いましたが、美味しいものは美味しいので仕方ないですね!

こちらのレストランでいただきました。内装もレトロで可愛い。

観光客慣れしている感じで賑わっていました。

www.whymper-stube.ch

 

スーパーはミグロとコープ

チョコレートやお水など、ちょっとしたものを買うのにスーパーマーケットは便利ですよね。

さすが最強の観光地ツェルマット。普通にスーパーマーケットがあります。

なんだったらマクドナルドだってあります。スイス風の外観になっているのは、京都的な景観ルールがあるからなのでしょう。

アウトドアショップやお土産物屋もたくさんあります。

注意が必要なのは、ランチタイムはスーパー飲食店以外は一時閉店することです。

スイス田舎あるあるかもしれません。シフト組むほど住民がいないのかもしれませんが、ちゃんと休んでて偉いな〜、なんて思ったりします。

 

さて、ツェルマットは登山の拠点の町。本番はここからです。

私は本格登山はしたことがありませんが、そんな山の初心者でも、ただの観光客でも楽しめるのがアルプスの強い魅力なのです。

 

次回はグレッシャーパラダイスとゴルナーグラート鉄道を紹介します!

 

中世ファンタジーなお祭り!Mittelalterfest Rheinfelden

国境にある小さな町、ラインフェルデン

スイス、バーゼルから電車で15分くらい。超近所の町、ラインフェルデンはその名の通り、ライン川沿いにある街で、川向こうはドイツ。国境に接しています。

 

バーゼルに滞在中、一日乗車券で行ける範囲を調べてみると、この隣町も含まれていることがわかり行ってみることにしました。

 

車窓からお城のようなビール工場が見える気になる場所でもあったのです。

 

ラインフェルデンの旧市街

小さなメインストリートがあり、インフォメーションセンターもある、小さな観光地です。

他のスイスの街と同様に、壁画で飾られた建物が立ち並びます。

川を渡ると向こうはドイツです。

私はドイツ語は全然わかりませんが、右の丸い標識にZOLL(ドイツ語)DOUANE(フランス語)と書かれているのは「税関」という意味です。

税関の建物に関する何かが書かれているようですが、ちょっと読めません。

ラインフェルデンには古い城壁と塔のついた門が残っています。

塔のてっぺんにコウノトリの巣があるのが見えますか??

本物ですよ〜!子育ての真っ最中。

コウノトリはここでも大事にされているんですね!

 

 

中世祭に遭遇した!

中世の面影が残るラインフェルデン。

街の人の手入れが行き届いていて清潔で綺麗なことも好感が持てます!!

 

この日、なんだか屋台がたくさん出ていて偶然お祭りのよう…

 

骨とか毛皮とか売っていて、どうやら普通のお祭りとは違った様子。

 

あれ?道を行き交う人が、、、なんだかタイムスリップしたみたいな?

お店の人たちも、ドラクエの村人Aみたい。

犬を連れたちょっと悪そうな二人組も。

 

なんだか冒険者みたいな人たちが。

 

とにかくたくさん!ワイルドな人たちが大集合!

 

ダンブルドア先生みたいな人いる!

 

映画みたい。

 

王様とお妃様?

 

鍋!めっちゃいい感じ。

 

そう、とにかく街中が中世のコスプレで溢れているのです。

 

まるでアニメやRPGゲームの世界!

 

私もこの楽しい雰囲気に呑まれて、ミネラル屋さんでキラキラのパイライトを買ってしまいました。



偶然お祭りに遭遇して、とっても楽しかったです。

 

ラインフェルデンは温泉施設もあったり、ビール工場もあって意外にいろんな産業がある街です。

駅の片隅に、レトロかわいい駅舎が別にあって、「Feldschlösschen」の名前が入っていました。ビールの醸造所の専用線路があるんですね〜。ここのビールはスーパーや酒屋でも買うことができます。



ラインフェルでんは、半日でもたっぷり楽しめるので、バーゼル滞在中にちょっと足を伸ばすのにおすすめですよ〜!

ちなみにこのお祭りは、毎年7月の初めごろに開催されているようです。

気になる方は「Mittelalterfest Rheinfelden」で検索してみてくださいね!

Ryan Gander われらの時代のサイン展

英国コンセプチュアルアーティスト、ライアン・ガンダー

ライアン・ガンダーは時代と日常をユーモアある視点で切り取り、オブジェやインスタレーションなどで制作するコンセプチュアルアーティストです。

 

コロナで延期となっていた大規模個展がついに開催中です。

平日でもそこそこ混雑していました。

 

www.operacity.jp

 

展示を見に行った日の私は、朝からもやもやしていて、メンタル好調とは言えない感じでした。特に大きな理由のないストレスを感じることってありませんか?

人によってストレス解消法は違うと思いますが、私の場合はそういう時に美術館やギャラリーに行くようにしています。友達に会って喋るのも私にとってとても有効な方法ですが、人に会うべきコンディションじゃないな、という時もあり、一人でも気軽に行ける美術館は最高。

 

そして、ライアン・ガンダーの作品は、まさに日常で見落としていることにハッとさせられる、そんな面白さがあるのです。

 

気づけないからハンドアウトを手に鑑賞する

日常の中に潜む面白さになかなか気づけないなぁって思っています。

ネットでは日常の風景から面白いものを見つけて写真を投稿する人とかいますよね?

すごいな〜って思っています。

 

美術展なんだから、順路をたどっていけば作品にたどり着くだろうと普段なら思いますが、身軽になろうとロッカールームに行くと写真をパシャパシャ撮る女子が。

 

なんだろう、と思って見ると、とある一列のロッカーの中にそれぞれ石が置かれて鍵がかかっています。

 

う〜ん。これはカメラ女子がいなかったら気づかなかったかも!

というか、これは手強い。注意力散漫な私には厳しい展示だとここで悟りました。

解説と会場見取り図の入ったハンドアウトをもらって、一点一点確認しながら進むことに決めました。

このロッカールームにもありますが、床に張られた黒いテープのようなものは、航空券やカードなどのシルエットなのだそうです。

ちなみに私はこの後、入場チケットを床に落としたことに気づき、拾いに行くという愚行を晒しております。

 

こちらは、手をかざすとレシートが。

ランダムに座標が出てくる仕組み。

家に帰ってGoogle Mapで調べたところ、カナダの森の中でした。ネット上なのに遭難した気分。

 

「世界の人口が100人増加するのにかかる時間」など、さまざまな時間を「再生」する箱が並び、そのむこうの壁の額の上にはタバコの吸い殻を象った小さな彫刻が置かれています。銀で作られているそう。

 

ハンドアウトがないと絶対気づかない天井の風船(のレプリカ)

 

気づかないシリーズだわ。

帝国ホテルの古いマッチ。

 

床のコイン。(気づかん)

 

政府の公共広告風のポスター。

公共の物が、なんとなく社会を扇動する感じ、普段はとても気づきにくい。

 

他にもたくさん面白い作品がありましたが、一番最後に流れていたBBCの特番映像がつよつよでした。顔を火傷したインスタグラマー、ゲーム配信Youtuber、Twitter炎上コメディアン、テクノロジーから離れて暮らす女性、遺体の冷凍保存会社、などを訪ねながら、「時代」「自己」について考察する内容でした。

 

失礼なことを言ってくる人には「僕は僕のままで満足している」とピシャリと伝えるライアン。

 

SNSにどれだけ時間を取られているか。という警鐘もありました。

 

本当だ。これは良くない。感動した。この気持ちを伝えたい。SNSで。。。というダメダメな私はもう末期だとして…

 

約1時間ですが、見応え内容抜群にありました。会場だと日本語字幕が付いているのでわかりやすいです。

もしイギリス英語が得意だったらこちらでも見れます。

Ryan Gander: 'Only a matter of time' (2020) on Vimeo

バーゼル・バーゼル!!

2022年は、コロナで中止や延期になっていたアート・バーゼルinBaselがいつも通りの時期に開催、さらに2年に一回のベネチアビエンナーレ、5年に一回のカッセル・ドクメンタなど、コロナでズレたイベントも同年開催になるということで、アートファンがヨーロッパに集結しているようです。

 

さて、もう終わってしまったイベントですが、バーゼルで開催された「アート・バーゼル2022」の様子をダイジェストでリポートしたいと思います。

 

アート・バーゼルとは

アート・バーゼルとは簡単に言うと、世界的に有名なアート・フェアです。アート・フェアが何かって言うと、ギャラリーがブースの賃貸料を払って出店し、アート作品を売る!というイベントです。

 

アート・バーゼルはスイスのバーゼルの街で始まりましたが、ビジネスを拡大し、マイアミや香港などでも開催されています。そこで、人々はそれぞれをこう呼びます。

バーゼル・マイアミ、バーゼル・香港、そして…バーゼルバーゼル

 

わけわかんないですよね。全部地名だし。

日本で「今度バーゼル行くんだ〜」と売れっ子画家の友人に言うと、「へ〜、いいなぁ!どこの?」と言われたことがあります。「いやいやアート・バーゼルじゃなくて…シンプルにスイスのバーゼル…」と話が噛み合わなかったこともあります。

 

噂によるとバーゼル・パリが新たに始まるそうです。

バーゼルから近い分、より一層わけわかんなくなりそうですね。

 

そんなわけで、今回私が行ったのはバーゼルバーゼルですよ〜!

トラムは会場の目の前に停まります。超便利!

アート・バーゼル、Unlimited

バーゼルのアート・バーゼルでは、会場が2つあります。国際見本市などに使われるメッセという建物のHall1ではUnlimitedが開催されます。

Unlimitedは、アートバーゼルの特別展覧会のようなもので、天井の高い大きな空間にたくさんのアーティストが展示しています。ラッキーにも手に入ったVIPカードで初日に行ってきました!

 

 

こちらは巨大なタペストリ

 

 

フェルト(羊毛)にプリントされたカツラや付け毛の写真(もしかしたら絵かもしれない)

 

 

大人気のレベッカ・ホルンの蜂の巣をモチーフにした作品。時々ブロックがガシャーンと落ちてきて鏡を砕くインスタレーション

 

 

Jan Dibbetsは写真と数学をベースにしたアーティスト。もうおじいちゃんですけど、2018年の作品。結構最近!若々しい!

 

大きい作品が映えるUnlimited

 

神秘的で、仕組みがわからずじっと見てしまう不思議な作品

 

 

20世紀の共産主義のモニュメント的なイメージと近未来をミックスさせたような不思議な絵画。上海のアーティストの作品ということも合わせて興味深い。

 

 

はいはい、絶対かっこいいティルマンズ。今回もかっこいいです。仕方ない。

 

 

大好き。レイチェル・ホワイトリード。

 

 

ちょっと弱いところ見せるスーパーマンの連作も印象的でした。

 

 

フランシス・アリス。いろんな国や地域の境にある柵や壁を描いた作品。ベネチア・ビエンナーレで展示していた、世界の子供たちの遊びの動画と合わせて見ると彼が伝えたいことがわかりやすい。Unlimitedとは言えアート・バーゼルの方がわかりやすいってところがビジネス臭ありますね。アーティストがどうやって資金を得ているか、このバランス感覚もフランシス・アリスならいっか〜、って思っちゃいますね。

 

作家別の展示ではありますが、取扱いギャラリーがブース出展している場合はその情報もしっかりキャプションに載っているのです。

 

 

さて、Unlimitedはギャラリー出展エリアのHall2に比べて一足早く始まります。

そのオープニングの日にハプニング!

この床に敷かれた絵画作品…目の前で慌ただしくバリアーが張られました。

どうしたどうした!?

と見てみると…

 

足跡!

これは。。。誰か踏んじゃったな〜!

 

 

ギャラリーブースエリア

Unlimitedよりも会期が短いアート・バーゼルのもう一つのメイン会場です。

入り口前の広場には壁面などに文字を描くコンセプチュアル・アーティスト、ローレンス・ウェナーのインスタレーション。最近惜しくも亡くなったアーティストです。

彼の作品はチューリッヒの現代美術館にもありました。

 

さて、建物の中ですが、めちゃくちゃ広いし、ギャラリー数もすごく多いです。

建物の中庭もなんだかすごかったです。

ギャラリーはすごい金額のブース出展料を支払っているそうです。

ギャラリーの名前を見ると一階に超有名ギャラリーが集中しているので、一階は高いのでしょうね。2階は扱っている作家も若手が多く、面白い作品も多い印象でした。

 

バイエラー財団のブースでは、美術館に展示してあったゴヤの「戦争の惨禍」のシリーズ版画が。まさか売ってないよね?と思いますが、よっぽど財団として発信したいメッセージがあるのだろうな、と思いました。

 

一階は現代アートだけでなく、ピカソなどの近代の作品を扱っているところもありました。

 

そんな中、警備員までいるよ!ジェフ・クーンズ!!!!

こちらの作品のシリーズは「アートのお値段」と言うドキュメンタリー映画で制作の様子が撮影されていました。現代アート界において、どんな存在かわかりやすいと思うので、よかったら見てみてください。

 

 

 

こちらはトム・サックスのキティちゃん。

 

あ、この土器みたいなの、ヴェネチア・ビエンナーレで見たな〜。

 

 

この奥のパッチワークの作品も、確かロマの生活を描いているとか。ポーランド館で見たような。

 

この古いシネマの看板みたいなのもフランス館あたりで見たような。

 

デュマはグラッシで個展ありましたしね。

 

こんな感じで、ヴェネツィアで見た作家の作品がたくさんありました。ビエンナーレに行った金持ちが買いたいって思うのかもしれないですし、世界のアート関係者が、直接ギャラリーに交渉して、美術館購入したり、展示の依頼をしたりするのかもしれないですね!

 

 

もちろんUnlimited展の関連作家の作品も。

レベッカ・ホルン

 

日本のギャラリーの出展が少なかったので、日本人作家さんは多くはありませんが、いくつか見ることができました。海外ギャラリーの取り扱い作家さんもいらっしゃいますものね。

 

毛利悠子さんの作品。ユニークで楽しい。



しかし、オープニングの日はすごい人と熱気で瞬間的に疲れてしまい、ちょっと歩いて回ってすぐ撤退しました。

大金を手に入れて、豪邸にアートを飾る気持ちで行けば楽しいかもしれません。

私には長時間滞在してじっくり見るのは、なんだか無理でした。

 

しかし、帰ってきてから、インスタでフォローしている画家がとある有名ギャラリーで出品していると知り、実際に本物を見たことがなかったので、後日、会期中にもう一度行ってきました。

 

そしてついにご対面!と思ったら…

 

展示していなかった…

 

これがどういう意味を示しているかと言うと、もうすでに売約済み、と言うこと。

アート・バーゼルは裏に巨大な倉庫があり、毎日のように、売れれば夜中のうちに展示替えをするのです。

 

各ブースには小さな交渉部屋みたいなのがありますが、もっといい交渉部屋が別フロアにきっとあるんだろうし、そもそも私が持っていたVIPカードよりもランクが上のカードもあって、スーパーな招待客は一般のVIPよりも先にゆっくり鑑賞して先にお買い上げしちゃっているはずなのです。

 

スーパー階級社会。お金が全て!

アートの、私には縁のない世界です。。。

 

 

おまけ

アート・バーゼルは老舗のアート・フェアで買うには敷居が高い感じがしますが、バーゼルでは同時期にListe、Voltaなど若いギャラリーも出展できるようなフェアがあり、見る方としても若手発掘感があってこちらも楽しいと思います。

 

デザイン・マイアミやスイス・アート・アワード、フォト・バーゼルなども同時期に開催。

もう、バーゼルはお祭り騒ぎで大変なことになります。街中でライブパフォーマンスもやっています。

 

そんなイベントだらけの1週間ですが、私はヴィトラ・サマー・パーティというイベントに行ってきました。


建築の聖地、ということで以前記事を書きました。

すごいゲストの人数。招待客だけでなく、並んで登録すれば誰でも入れるっぽい。食べ物、飲み物無料…!普段は入れないエリアも公開されていました。

何人か友達の友達とかで話したりしましたが、会う人のほとんどが建築家。東京の建築プロジェクトに関わっているという人も。

 

www.ma-naru.com

 

犬も歩けば建築家に当たる。なんかすごい。

 

 

ヴィトラ・サマー・パーティはアート・バーゼルが開催しているメッセとの間に臨時のシャトルバスが運行していて普段はアクセスが大変なヴィトラも帰りの時間を気にせず楽しめました。

 

 

こちらはデザイン・マイアミ。


家具などのインテリアデザイン中心。

 

 

こちらはListe(リステ)。アート・バーゼルに比べると照明が弱く、会場としては野暮ったいけれど、作品は若くて面白い。

 

スイスアートアワード。これに選ばれて出せるだけでも2000スイスフランくらいもらえるらしいという噂。スイスのアーティストにとって登竜門的な感じでしょうか。ちょっと詳しいことはよくわからない。

 

アート・バーゼル中、とにかく連日暑かったです。

私はクーラーのある場所を求めてアート・バーゼルに何度か行ったりしましたが、

バーゼルの人たちはためらい無くライン川に飛び込んでいました。バーゼル名物の川流れです。

しかも6月の半ばごろの開催なので、一年で一番日が長い時期。この写真で夜の8時くらいです。

 

今回のアートバーゼルではルイーズ・ブルジョアの蜘蛛の彫刻が一番高値で売れたそうです。その額約54億円だそうですよ。

ハウル映画のモデルになった街、Colmar

そうだ、コルマール行こう

アルザス地方、ドイツとの国境にあり、ドイツの田舎っぽい木組みが美しいかわいいお家が並ぶ美しい村々が点在することで人気の観光エリアです。

 

フランスの北東部に位置しますが、フランスの玄関口、パリを拠点にすると結構遠いのです。電車で2時間半です。

今度フランスに行った時には行ってみたいと思いながらなかなか行く機会がなかったわけです。今回スイスのバーゼルに滞在していたわけですが、これはまたとないチャンスなのです。

 

フランス、ドイツと国境を接しているバーゼルは、そもそも空港はフランス国内にあり、バーゼル市内にある鉄道駅にはフランスやドイツと繋がっている路線があるのです。

 

アルザスの人気の街、Colmar(コルマール)へは、バーゼル駅から約1時間弱。

俄然、手軽なお出かけ感があります。

 

ある日、目が覚めた私は「あ、そうだ、コルマール行こう」と思ったわけです。My Favorite thingsが鳴り出して止まりません。

 

バーゼル(Basel)SBB駅の端っこの方にフランス行きの鉄道駅、Bâle駅があります。バーゼルのフランス語表記です!かつて使われていただろう関税の小さな建物もあります。

切符は自販機でも買えるようですが、英語表記に切り替えられないorもしくは切り替え方がわかず、何より使い方が難解で近くにいたお兄さんに助けてもらおうと声をかけましたが、その人もわからず諦めました。急いでBasel SBB駅のインフォメーションへ戻り、カウンターデスクで切符を買い、1時間に1本しかない電車に滑り込みセーフで乗りました。

機械の使い勝手ひとつとっても、スイスの素晴らしさを実感。フランス意味不明すぎるし、英語使えないとかマジで不親切。

 

そして急いでチケット買ったのに、検札来てくれなかった…。


でも、フランス・アルザス地方の電車は、ころんとしてかわいいですね。

 

コルマール

着きました!11時過ぎに着きました。ちょっと曇っています。

駅なかも雰囲気があって素敵でした。

 

旧市街まで10分ほど歩きます。

 

コルマールの街並み

ハウルの動く城」や「美女と野獣」の舞台のモデルになったと言われているコルマールです。かわいい〜。

かわいい〜。

かわいい〜。(語彙力)

 

そして、ハウルの動く城でモデルになったという建物がこちら。

特徴的な窓のある塔がファンタジーの世界にマッチしますね!螺旋階段が中にあるのかな?

しかもコルマールにはソフィの帽子屋さんを彷彿とさせるお店もあるんですよ!

素敵すぎるんですけど!

ハウルの動く城」は必ずこの夏もう一度見ます。

 

コルマールにもリトルベニス的な場所があります。

人気のエリアで、ゴンドラ的なものに乗ることもできます。

 

 

なんか、こういうのよくありますよね。ハートの鍵。

 

ウンターリンデン美術館

小さなかわいい街、コルマールですが、世界中からこれを目当てに人が来る美術館があります。ウンターリンデン美術館はツーリストインフォメーションのすぐ目の前。

なんと言っても目玉は「イーゼンハイムの祭壇画」です。

修道院の建物の中で展示されています。グリューネヴァルトの代表作と言われています。

キリストの磔の絵などは見れば見るほど痛々しく、苦しい。

多くの人がこの大作の前で動けなくなっていました。

 

観音開きのパネルは見やすいように個別に展示されていました。模型があるので元々の仕組みを確認することができます。

大胆かつ細密に描かれていて

すごい迫力でした。

 

他にもクラーナハのちょっと怖いかわい子ちゃんとか、色々いい作品がありました。

古代から近代までバラエティ豊かな品揃えでこんな地方にある美術館としてはかなりのレベルの高さでした。

 

お腹が空いたので、美術館のレストランでランチ。フルコースだと19ユーロですが、前菜+メインorメイン+デザートなら15ユーロ。これだ!前菜とメインをいただきました。一番安い白ワインも合わせて20ユーロ以内におさまります。スイスに比べると激安!!

 

前菜「仔牛舌のカルパッチョ」お、美味しい〜〜〜!!なんだこれ!!

 

メインはお魚にしました。カレー風味の不思議なソース。フランス料理って複雑〜。

やばい、フレンチ最高や〜。

ワインでお顔真っ赤っか。満足〜。

 

デザートを抜いたのは、どうせその辺のカフェで休憩するだろうと見込んでのこと。

ハウルの動く城のモデルになった建物の近くのカフェでテラス席に座りました。

フランスといえばエクレアだろう、と注文。

エクレアに関しては、「やはりパリの味には敵わないな」と思ってしまいましたが、パリだとちんちくりんの日本人はなかなかテラスに案内してもらえないような気がするので、テラス席に案内してもらえたと言う優越感と気さくな感じのご主人で大変満足しました。

店内はアンティークな感じで超かわいかったです。店内の方が楽しい、と言う人も少なくないはず。

 

マスコットキャラクターはコウノトリ

アルザス地方のお土産といえば、アルザスワインとかクグロフとか美味しいものが色々あるのですが、お土産物屋さんで目についたのがコウノトリをあしらった諸々グッズ。

赤いクチバシであるのがアルザスコウノトリの特徴なのだそうです。幸せを運んでくる春のシンボル。黒い嘴のコウノトリと区別するのにシュバシコウと言う名があるそうです。

おしゃれなものもあれば、商業的に消費されまくっているような感じもあります。それにしてもこんなにコウノトリがマスコット化しているなんて知らなかった。

 

さあ、そろそろ帰ろうか〜。

と、空を見上げた時に…あれ?

あれあれ?

かなり大きい鳥が飛んでる。

白い体に翼の先が黒い。

コウノトリだ!!

写真ではわかりにくいけど!!

 

本当になんだか幸せな気持ちになりました。バーゼルに戻って、リサイクルショップにあったアルザス地方のベッコフ鍋というのを買いました。オーバル型でかわいいのです。定価で買うと高いからね!ちょっとお得な気分です。(この時はまだ郵送費問題に気づいていない…)

 

 

コロナ禍での帰国でピンチ!

今週のお題「人生最大のピンチ」

人生最大のピンチと言ってしまうのは大袈裟かもしれませんが、最近のかなり焦った話を聞いてください!

 

スイス・バーゼルに約3ヶ月滞在しておりましたが、先日なんとか帰国しました。

いやあ、大変でした。

 

ヨーロッパの航空会社は今大変らしい

ヨーロッパはコロナ感染者の増加、ホリデーシーズン突入による人権不足と混雑により、プチ混乱中でした。さらに、ロシアのウクライナ侵攻により、ロシア上空を飛行できないため、運行ルートや便数も調整されていたりします。

 

主に後者の理由で私のフライトスケジュールは一度変更になりました。

 

元々は、夕方に出発してシャルル・ド・ゴールで乗り換え、羽田に到着する予定でしたが、帰国1ヶ月前には変更の案内がありました。

早朝発、1時間30分しかない短いトランジット、成田着。

嫌な予感しかしないスケジュール。

 

 

帰国に必要なもの

まず、スイスは2022年の初め頃にはマスク着用義務が全くなくなり、マスクなし生活を謳歌していた私ですが、ついにこの時がきました。

 

PCR検査による陰性証明 出発の72時間以内

MySOSアプリダウンロードとファーストトラック申請(到着8時間前までに)

 

めんどくさい!

PCR検査はバーゼル空港の中の検査センターに行きました。事前に予約しておくと現地で入力する項目が少なくて済むので予約がおすすめ。

My SOSは、帰国時の陰性証明やワクチン証明の確認事務作業をアプリで事前にしてしまうことで、入国がスムーズになるという仕組みです。

まずワクチン接種証明についての入力で第一審査があり、PCR検査の結果も入力と証明書の写真を送って審査となります。全部審査が通ると帰国時にファーストトラックを簡単なチェックのみで通過することができます。

 

さらにコロナとか関係なく面倒だな、と思っていたのが、、、

 

・荷物のパッキング

 

飛行機に乗せられる荷物の量も制限があります。昔は結構たくさん持って行けたような記憶がありますが、今回の航空会社では、預けられるのはスーツケース一個23kgまで。それ以上は追加料金が必要です。(100ドル〜)

機内持ち込みも小さなカバン1個とハンドバッグorパソコンバッグのみ。

 

もちろん、3ヶ月の間に荷物は増えに増え、お土産もかさばって絶対にスーツケースに収まりません。追加料金を払うか送るか。金額的には追加料金の方が安いと言えますが、荷物が多くなると、空港までタクシー利用になってしまったりと結局お金がかかってしまいそうです。

 

そこで、荷物の一部を郵送にすることにしました。

ここでも考えることがあります。

スイスから送るか、ドイツから送るか。です。

 

バーゼルは国境の街なので、バーゼル市民は節約のために頻繁にドイツやフランスに行きます。特にドイツはアクセスしやすく、安い。

国際郵便ならドイツから送る方が格安なのですが。

 

昨今の郵便事情の混乱。特に「航空会社ルフトハンザがクラスターで人員不足」なんてニュースが出たり、友人がドイツから日本へ送った荷物が紛失したりする話を聞いていたので、ドイツから送るのは不安。

ちょっと高くてもスイスから送ることにしました。

事前にネットで必要項目を入力しておく必要があります。紙の記入フォームはありません。

 

結論から言うとスイスから送って良かったです。エコノミークラスの国際郵便できっちり2週間後に日本に到着しました。スイスと日本の世界に誇れる安全安心郵便システムは最強のタッグでした。傷なしで届いて安心しました。

 

スイスはコロナとかもう関係ねぇ!

先に書いた通り、スイスではもうコロナと共存社会になっており、体調が悪ければPCR検査等受けることはできますが、(スイスは皆保険制度あります)もし、万が一コロナ陽性だったとしても、外出しても構いません。夏風邪が流行してるとかなんとかで、街中で咳をしてちょっと体調悪そうな人がいたりしました。

そんな中でマスクなし生活をしていたので、ワクチン3回接種してることもあって無症状陽性が一番困るわけです。

かなりドキドキしましたが、陰性結果が出てほっとしました。

 

荷物もまとめ、陰性証明もゲット。これで帰れる。

 

ああ、でもスイス大好き。

 

帰りたくないな〜〜〜!

 

(フラグ、立った?)

 

午前4時半のリスケ

早の便でバーゼルを発つ予定だったので、4時半に目覚ましをかけ、5時に部屋を出る段取りで就寝しました。ドキドキするけど、ちょっとでも寝ないとね。

 

きっちり目覚ましで起き、スマホチェック。

 

ん?メール?

航空会社から?

 

Due to the modification of the departure time of your flight, between BASEL/MULHOUSE and PARIS we have modified your trip.」

 

え?

は?

 

予定していたフライトの出発時間の変更により、あなたのフライト内容を変更しました?

 

え?

いつに?

 

え?

2日後?

 

え?今4時半、私5時に出発しようとしてる。でも私が乗る飛行機2日後に変更?

 

この部屋早朝に出ることになってるのに!

 

ぎゃ〜!?

ピンチ、ピンチ!!

 

ピンチを乗り越える

早朝便の出発時刻が1時間遅延になった影響で、予約のリスケが自動的にされてしまったようでした。30分じゃ、出国手続きを含めたトランジットは絶対に無理だもんね。

 

さて、まず、バーゼルでの延泊2日をどうするか。

朝5時の時点ではどうにもできず、泊まっていた場所の共有スペースに全荷物と共に移動し、事務所スタッフの出勤を待つ。

辛い時間だったけど、クリーナーの女性が色々察してくれて飲み物の差し入れをくれたりしました。スイス人かどうかは、わからないけど、平和なスイスで暮らしている人はみんな優しい…。

 

事務所の学生インターンさんが10時ごろ来てくれて、まず、他の部屋を2泊提供してもらえることに。泊まるところがある。移動しなくていい!!(私が使っていた部屋はもう予約があった)

 

一安心。

 

次に日本大使館に電話。なぜかと言うと、2泊延びたことでシェンゲン加盟国の滞在可能日数90日を1日超えてしまうので、大丈夫なのか確認したかったからです。

事務所の電話を借りて、「帰国に際しどうしたら良いか困っていて…」と問い合わせたところ、「コロナですか?」と被せるように言ってもらったのですが、「いえ、、、フライト変更で滞在日数が…」と言うと、「大使館は業務外なので、滞在しているエリアの移民局に問い合わせてください。」とのこと。

 

そうなんだ、知らなかった!

 

移民局に電話するのはドイツ語ができない私の代わりに学生インターンさんがしてくれました。

初めは担当者がおらず、1時間後にかけ直し。担当者から昼までにかけ直すと言われ、ちょうどお昼に電話がかかってきました。

 

「予期せぬフライト変更はよくあることなので、普通に出国してOK」ということでした。

念の為、フライト変更になった経緯がわかるメールを印刷してもらいました。

担当者の方は1人で判断せず、念の為、別の移民局の人に確認をして折り返してくれたのでした。スイス人、仕事が出来すぎる。ちゃんとしてる。最高。

 

ほっとしたところで、ランチにピザ風の郷土料理をテイクアウェイして食べる。

そんなこんなで、かなり焦りましたが、パニックのまま飛行場へ行ったりしなくて良かったです。

なんてことでしょう。

「帰りたくな〜い」が叶ってしまいました。

いや、こんな形は望んでなかったんだけど。

 

2日滞在が延びたことで、PCR検査をもう一度受けることに。

もう一度100ユーロ払った時には「おえっ」となりましたが、これは航空会社が補償してくれるはずです。申請して1ヶ月経ってまだ返金されてませんけど。

 

ピンチを乗り越えて安心した私は、調子に乗ってバーゼル近郊の街に遊びに行ったりして楽しい延泊になりました。

 

そうです。ピンチはチャンスじゃなくて、ピンチはラッキーになった話でした。

ちゃんちゃん。

La Biennale di Venezia ヴェネツィア・ビエンナーレ2022 ⑤ 月曜日鑑賞編

月曜日はジャルディーニ、アルセナーレのメイン会場は基本的にお休みです。

じゃあ、のんびりヴェニス観光かな〜。

ちょっと待って!

月曜日でも開いている市街地の展示や、ヴェネツィアビエンナーレに合わせて魅力的な特別展を開催中の美術館がたくさんあります!

のんびりしているような時間はないのです!!

 

アカデミア美術館 アニッシュ・カプーア展

巨匠、カプーアです。

ベネチアの建物に合いますね!

 

アカデミア美術館は、ボッシュの作品など、常設展も見応えあり。

そしてカプーアの大個展はPlazzo Manfrinでも開催されています。

こちらは行けず〜。Plazzo Manfrinの方が大規模な感じがします。行ける方はぜひ!

 

Palazzo Grassi マルレーネ・デュマ展


今、注目されている画家のひとりです。

かなりの大規模個展。これだけまとめて見ることができる機会はなかなかないと思います。必見の展示です。

www.palazzograssi.it

 

Punta della Dogana ブルース・ナウマン

Palazzo GrassiのチケットでPunta della Doganaにも入場することができます。

ブルース・ナウマンのパフォーマンスアート、ビデオアートのインスタレーション展です。

パフォーマンス系は私の好みではないので、さらっと鑑賞。

ベルタワーに登れるので、景色も楽しめます。

 

デュカーレ宮殿 アンセルム・キーファー展

こちらは私は行っていないのですが、かなり話題の展示。デュカーレ宮殿は予約しないと入れないっぽく。(もしくはすごい並ぶ)

計画性のない私は行ってないっていうか、行けなかったのです。。。

 

その他ビエンナーレ関連展示

無料で入れるビエンナーレ関連展示はやはり月曜休みのところが多いです。

しかし、いくつか開館しているところもあるのでぜひ行ってみて欲しい。

ベネチアの古いお屋敷を会場にしているところが多く、作品だけでなくなかなか中に入ることのできない建物の内部を見学できるという特別感もあります。

 

Chun Kwang Young

ここの建物は豪華で素晴らしかった!

 

 

Heinz Mack

道端にある作品は月曜でも見れる。

散髪屋のポールみたいに、くるくる回っています。

 

 

音楽学校BENEDETTO MARCHELLOでの展示-Parasol unit

中庭のある美しい音楽学校の一部で展示がありました。

あちこちから楽器や声楽が聞こえてきて、雰囲気もあり好きな場所でした。

 

ベネチアングラスのシャンデリアが豪華!気になる作品もいくつかあり、なかなか良かったです。

 

音楽学校らしく階段の壁画は音楽をアートにしたもの。可愛い。

 

サン・マルコ広場近くのルイヴィトンの上の階にも展示がありました。

こんな感じで、滞在期間に月曜日がかぶっていても、行くべきところはたくさんありました。

 

ビエンナーレはアートのトレンドが垣間見えたり、それぞれの国の事情なんかが見えたりするのが面白いですね。

 

余談ですが、イタリアはほぼオープンエアのボートでもマスク着用で、びっくりしました。公共交通機関はマスクが必要なようです。

そうでなくてもヴェネツィアはとても暑くて大変だったけど、アート三昧で楽しかったです。