夏休みのお弁当作りってストレス!
暑い日が続いています。
長期休みに入って保護者に立ちはだかる壁、それが「お弁当作り」
学童や夏季開室のある放課後教室にお子さんを預けている方や部活動や地域のスポーツクラブに通わせている方は本当に毎朝頑張っていますよね。
家計の為、子どもたちの健康の為、手作りのお弁当で送り出したいものですが、お弁当作りが超苦手なママだってこの世にはいるんだし、自分の仕事と普段の家事だけでもハードな中、お弁当作りは朝の貴重な時間を奪われてストレスに感じている人もいることでしょう。
宅配弁当の業者を使う
全国の放課後児童クラブ(学童)では夏休みでも毎日朝から子どもたちを預かってくれるところが多いと思いますが、給食のない日が1ヶ月半続くので、お弁当業者を通して宅配を行なっているところもあります。
父母が運営しているような学童や、新型の民間学童なら食事付きのこともあります。
①父母会が業者を探す
行政運営の学童クラブがそれをすることはほとんどないような気がしますが、その場合は父母会が業者を探し、入会家庭に案内を出し、集金します。
なかなか労力のいることだと思いますが、毎日でも頼りにしたい家庭は結構あるので、行政と話がつけば、やってみる価値がある仕組みですね。
②運営事業者が業者を探す
最近は公立の学童クラブも運営委託が進んでいます。父母からの要望が大きければ、運営事業者がお弁当業者を探してきてくれることがあります。
お弁当業者を使う時の注意 色々期待してはいけない
お弁当作りが負担になっている家庭にとってはメリットがありますよね。ただし、給食とは違うので、地域によって、いい宅配業者が近くにあるとは限りません。子ども向けのお弁当を作っているという業者はさらに少なくなります。今、需要があるお弁当は高齢者向けのものです。味が濃いめであったり、大人向けのメニューだったり、あまり噛まなくてもいいような調理をされていたりと、子どもたちが喜ぶ内容ではないことも。
普通のお弁当屋さんに頼んだとしても、揚げ物が多かったりと栄養や健康を考慮した内容にはなっていないこともあります。
では、そんな要望に応えたお弁当があるかどうか。もちろん探せばないこともないです。しかし、健康的で利用したくなるような業者さんのお弁当は単価が高いことが傾向として挙げられます。毎日500円以上のお弁当を買えるのかどうか…放課後児童クラブは福祉施設です。いろんな家庭の状況に配慮しなければいけません。一部の余裕のある家庭に合わせるよりも、生活が厳しい過程に配慮することが優先されるでしょう。
このあたりはジレンマがありますね。
もう一つの注意点は、食中毒などの食品事故についてです。どの業者も細心の注意を払ってお弁当を作っているに決まっていますが、それでも起こるのが事故です。
その時にどう対応するかはあらかじめ準備しておいた方が良いでしょう。突然配達できなくなると、困るのは子どもたちです。急な注文でも対応してくれる第2の業者を抑えておくと安心です。
行政直轄運営の学童が宅配業者を利用できないのは主にこの2点かと思います。公の職員が金銭を扱うことは難しいし、食品の扱いはリスクが大きい。
宅配が無理ならやっぱり手作り弁当なのか
なぜか、お弁当を難しく考えすぎているママさんが多いような気がします。特に数年前は世の中のキャラ弁熱に押され、「お弁当作りは私には無理!」と拒否反応さえ出ている方もいらっしゃるように見えました。
私個人の意見ですが、コンビニやスーパーのお弁当でもいいと思っています。一番辛いのは飢えることです。夏休みの長い一日、仕事が終わるお父さんお母さんを待っている間、お腹が空くのは辛い。
パン屋さんのお惣菜パンとかでもいい。
贅沢を言うなら、買ったお惣菜やらをお弁当に詰め直すだけでいいから、お弁当を作ってあげて欲しい。
冷凍食品もばんばん使っていい。
おにぎりと唐揚げだけでもいい。
それでも間違いなく「お母さんが作ったお弁当」で、とってもとっても美味しいのです。
夏場のお弁当づくりの注意点
お弁当作るだけでも大変なのに、食べるまでどんなところに置かれているかもわからないので、注意が必要です。子どもの施設はオフィスみたいに冷房が効きすぎていないので、暑さ対策は必至です。
できることといえば、
①保冷剤&クーラーバッグ
②腐りにくいおかず
③そのまま入れる冷凍おかず(少し保冷剤の代わりになる)
前日に作って冷やしおくとか、できる限り熱がこもらないものにするのがコツですね。
特に学校のプール授業が夏休み中もあり、お弁当を持たせなければいけない時は要注意です。学校に相談し、職員室にお弁当置き場を作ってもらうとか、プールの後に直接行く場所(習い事や学童クラブなど)に先にお弁当だけ置かせてもらえないか相談してみると解決策が見えてくるかもしれません。